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膝関節で分かる粗悪なドクター

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小生の知り合いで、世の中で最も尊敬する医師がいる。 今は個人開業医だが、二つの大学病院部長・副部長を歴任されていた。

その先生が言うには、疑問に思った事はとことん自分で解決策を見出すと言う。 だが実際は疑問にすら思わず、本の知識で当てはめてお終いと言う者が殆どだ。

最近もある患者に膝関節について説明をしたのだが、近所の整形外科医に半月板のせいだと言われ、注射打った症状の医師の説明があまりにも稚拙であった。

曲げ伸ばしが痛くて出来ない症状を確定診断も勿論せず、半月板のせいだと診断。  半月板損傷が疑われ、そしてロッキング症状(膝がひっかかる)や膝伸展制限(まっすぐに伸びない)があるかどうかを考察するのだが、ロッキング等があるから半月板だと診断する時点で知識が文章の域を超えず、上から読んでも下から読んでも同じ意味・事象だと疑いもしない。 そもそも伸展制限とロッキングを同じだと考えていたりもする。

検査においてMRIは半月板損傷の診断にきわめて有効であるが、もっとも確実な検査は関節鏡検査だ。 しかしこの15年の海外での学会発表における腰椎椎間板ヘルニアのMRI診断的有用性レポートで健常者のMRI椎間板所見で85%の人に変性が画像上認められた。痛くも無い健常な患者にだ。 同様の膝関節にあける海外でのレポートもやっと最近報告されるようになった。

先日もプロスタグランジンの日記でも書いたが、痛みを止める治療そのものが悪い訳では無く、痛みを止めた事が治った・治したと、医師も患者も思いこんで、その先の必要性を思考放棄している事に大きな問題があるのである。

腰椎以上に膝関節は医師・治療家としての資質が問われるのが実状であろう。

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