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頭痛・めまい、ふらつき・吐き気でショ?NO-!!

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ショ、ノーって言うオッサンダジャレで今回は“小脳”について。


我々のような仕事場合、臨床ではよく小脳の問題に直面する。

小脳は知覚と運動機能の統合部位であり、平衡・筋緊張・随意筋運動の調節機能などが一般的によく知られている。 小脳が損傷を受けると、運動や平衡感覚に異常をきたし、精密な運動ができなくなったり酒に酔っているようなふらふらとした歩行となることがある。 この事は何と100年以上前から分かっていた事なのである。

過去数多くの動物実験などから小脳傷害が異常運動・異常歩様・筋力低下の原因となることが明らかにされてた。 この事から小脳が運動制御に重要な役割を果たすというのが多く知られた事実である。 よって、医療・治療、理学療法に限らず、運動・スポーツの世界でも小脳の働きについて研究され、各種トレーニングにおいても重要視されている。


さて、そんなウンチクで物事解決するのであれば世話は無い。 本当に本質的に小脳が傷害を受けているのであれば、前述の症状がすべて発症している筈なのである。 しかしどれか一つでも発症してしまうと、コレだ!小脳だ!!と決めつけてしまい、結果長患いも決定で。

何処か、何かに根本的な違い、温度差が患者と診断の間にあるのではないか?と考える。 それこそが我々の仕事。 重篤で最新の医療が必要とされる疾患であれば、そもそも我々のようなところへは来てはいないのだ。


肩コリが酷いと言ってやって来る患者、実際にその肩を触診してみると全員が筋硬結している訳では決してない。 その逆で、軟らかくても凝っていると言う患者も少なくない。 これこそが調節機能、知覚と運動機能の統合に問題がある可能性もあるのではないか?! 知覚と調整できなければ感覚が実際とズレる事もあるだろうし、運動失調を起こせばふらつく事もあるだろう。

いや、もちろんコレが多いケースだとは小生も思っていない。 ただ、様々な角度からその可能性を模索するのが必要だと言う事なのだ。 諸君、視野だけは常に広く持とう!

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