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奇をてらうにわかスポーツトレーナーに、真の運動学を。

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先日、あるスポーツ選手のブログを読んでいて、そこに書き込まれているコメの中に小生と同業のような方たちの解析ちっくな文章を読んで感じた違和感を書いてみよう。

といってもいつも述べている事なのであるが、“運動学” と言うモノの捉え方が根本から間違えているのだ。


本来、正しくは “人体運動学” と言うモノが頂点にある。 スポーツ愛好家なら一度は耳にした事があるだろうが、kinesiology(キネシオロジー)のそれである。

実はそこから学問は “運動学” と “運動力学” に分かれる。 運動力学とは運動を起こす力を対象にした学問。 体育学的によくいうのがコレ。 やれ筋肉だ筋力だと言うのは運動力学でしか考えていない証拠。 昨今、とってもお勉強が出来る若輩トレーナー諸君がバイメカとよくいうが、とっても視野が狭い事も多々ある。 だから嫌みも込めて若輩と言わせていただく。

さて問題はもう一つの本来の “運動学” と言うもの。 運動の幾何学的偏位を扱う学問なのであるが、たいていのプチ運動学好き指導・治療家の輩はここ止まり。 フォームがどうだとか、肩が身体が骨盤が歪んでいるからそれが原因なんていうのか分かりやすい例。 運動学は更にここから “骨運動学” と “関節運動学” に分かれる。

“骨運動学” は筋の影響を取り除いた状態で他動的な屈曲・外転・外旋などと表現される骨体の動きを扱う分野である。先ず正しく骨運動学の知識・考察があって、はじめて筋が硬いとか柔軟性がとかを語って欲しい。 

さて最後の来るのが “関節運動学” 。 これは文字通り関節面の運動を対象にした学問である。 関節内では見掛け上とは違った動きをしている事がある。それらを理解し、治療するには更に、 “関節包内運動” と言うものを理解しなければならない。

これらすべてを学び、理解できて初めて治療家だ、スポーツトレーだと言えよう。

だが残念ながら25年になる経験の中で、そのような存在に出会った事はホンの数例だった。 殆どが勝手な思いつきや浅い知識、他人の受け売りで脳だ、神経だ、連動だまで語ってしまっている。 


お願いだから、純粋なスポーツ選手や一般人を騙さないで欲しい...

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