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形態では無く病態を診る

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過去数百人の治療家・トレーナーを目指す若者に、声を大にして伝えてきた事がある。


それは、『形態を診るのでは無く、病態を診ろ』 と。


患者、もしくはやってくる選手は、なんらかの故障を抱え、自分の身体に不安と不満を持ってやって来る。 それらを理解したのち施術が始まるのだが、そんな事などは全く考えようともせず、殆どの若者はいきなり治療を始めようとする。 しかも骨や筋肉の形態だけにとらわれた思考で。

以前、柔道整復師の学校に通う学生が、「辞書の何ページ下にある髪の毛までわかるか練習してます」と自慢げに言っていた。 
100%無駄だとは本人には言わなかったが、それより先に学ばなければならない事、より多くの時間を割かなければならない事がある筈なのだが。


病態とは、 “患者の病気のようす。その人の病状” である。 だが、我々のような専科はもちろん、整形外科で治らないと言ってやってきた患者に、その検査・治療法を訪ねると、殆どが形態ばかりに固執した内容のケースなのである。 おそらく、“外科”的に“形”“整”えているのだろう。 まさしく、“整形・外科”であろう。


問題点は、 病態を診ずして形態ばかりを診ているのである と、いたって簡単である。


何事も、習って暗記すれば技術・知識が習得できると思っている世の中。 出来る気になって、自己満足の勉強。 他人から見れば無意味だと一目瞭然であっても。

骨・肉を触って診て治るのであれば世の中世話無い。 兎にも角にもまず“患者”を診る事から始まるのであるのだから。

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