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職と学習

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最近の景気後退で契約カット、就職難の時代であると誰もが承知の沙汰であると思うが、果たしてどれだけの人が他人事では無いと自分自身に危機感があるのだろうか?

この春に行った当センターの求人に例年の3倍以上、70名近くの応募があった。 電話でふるいにかけ、実際会うのは10名前後。 選りすぐって10名ではなく、その他は会うに至らないのだ。

そもそも昨年以前も20~30名の応募があっても、やはり会ってもいいかと思えるのは10名ほど。 厳しい言い方だが、カットされるべき人間がカットされたと言えるのではないか。

10名ほどの面接で採用は4、5名。 だが実際最終的に残るのは1名程度。  その辞めていくスタッフに、最近一定のパターンが見受けられる。

退職を考え始めた期間ときっかけを尋ねると、ごく短期間で、たったひとつの事がらで。 

残ったスタッフにも一定のパターンがみられるのだが、それは “学ぶ” という姿勢がしっかりあると言う事だ。 だから 『こうした方がイイ』 と伝えるとその意見を受け止め、目の前の現実とすり合わせる事が出来る子たちなのだ。 
辞めていくスタッフ、いや、患者にも最近の我々多くに言えるのだろうが、こうした方がイイと言っても、 『イイヤ、そうでは無い!』 と強く心に浮かべ我を通し、自分とは合わないと去っていくのだろう。  たった一つの事柄も受け止め、乗り越える事も出来ずに。  他に非常に多くの良さを持っているのに、残念である。

昨日やってきた新規の年配男性患者。 足首をひねった昔の古傷でゴルフをすると痛く、様々な治療・ケアをやってはいるのだが、治るどころか最近少しずつ悪くなっていると不安で遣って来たという。
少々足首に腫れた感があると言うが、それ以外の身体所見・血圧等にも異常は無い。 整形や外科にもこの足首は仕方が無いとしか言われないという。

何処へ行っても良くならないものを治すのが仕事。 今までの治療が良いか悪いかではなく、違う発想で解決の糸口を探す。 ここからは小生でも流石にノウハウの一つぐらい持っているので、詳しくは記載しないが、循環器の障害が一番の原因であると。 血圧測定の数字の裏にある本当の数字、綺麗な数字過ぎるのだ。 更に詳しく尋ねると、当初の問診と違う話が出てくる。 ゴルフをしても痛くない、ゴルフの数時間後が痛い、むしろゴルフより毎朝起床時、立ち上がる時が痛い。 終いには血圧の薬を飲んでいると。 

患者が間違っているとか、言う事を信じないで考えるとかではなく、 “患者から学びとろう” と言う気持ちをどれだけ強く持っているかだ。 

それは本や学校で教わり、出来るようになるものでは無い。 日々の人生の中で常に自分に言い聞かせ、初めて身に付く。 

そして学ぶ気の無い者に未来は無いと、ここに断言すると同時に、とことん最後まで診たい、治してみせると心に誓う。

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2009年08月27日 08:35に投稿されたエントリーのページです。

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