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整形外科と形成外科

さて皆さん、整形外科とは一体何ぞや? ご存知でしょうか。

今日はちとうんちくです。(一部文献より抜粋)

学生時代、整形外科や俺達の治療で一番大切な事は “日常生活改善指導” だと教わった。

現在、整形外科は骨や筋肉といった運動器の疾患を扱う外科で、英語では“orthopedics”という。
そもそもその単語中にある “ortho-” は「まっすぐにする」とか「矯正する」という意味で、 “ped” は「子供」、-ics は「学問」をそれぞれ意味する。(補足だが「小児科」は “pediatrics” という)

実は元々整形外科は 「小児の身体の変形を予防し、且つ矯正する術」 と定義されており、小児を対象にしていたものが、徐々に成人も含めた全ての運動器疾患を対象とするように発展してきたものが現在の形である。 

一般の方がこれとよく間違えるものに 「形成外科」 “plastic surgery”  というものがある。 これは身体の外見や機能の再建が目的の外科である。 目や鼻の形を変える 「美容外科」  “cosmetic surgery” も本来この「形成外科」の一種である。  ちなみに、この 「形成」 を意味する “plastic”  は、 他の医学用語でも “-plasty”  という接尾語となって数多く使われている。 例えば詰まってしまった血管を再建する 「血管形成術」  “angioplasty” や、乳癌の切除後に乳房を再建する 「乳房形成術」 “mammaplasy mammaplasy” などがその例である。 

「整形外科」 と 「形成外科」 の違いが少し理解できたであろうか。 

整形外科という言葉の中に “外科” という言葉が入っているせいでやれ靱帯だ、やれ軟骨だと手術ばかり熱心な先生が増えてしまった。 元に戻す、整える、予防する。 まさしくこれ日常生活改善指導。 切った貼ったは本来は外科。 それはその道の専門に任せて、今の自分に必要な事を患者も治療する側もしっかり考えようではないか。

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2008年07月09日 08:55に投稿されたエントリーのページです。

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