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2008年06月 アーカイブ

2008年06月01日

男気と甘やかし

さて今日から6月。  こう見えても節目節目で振り返り、些細でも課題をもつようにしている。

最近特に考えるのが、ウチのテーマにもなっている “男気” 。

昔から同業の奴が驚くぐらい、ウチは男の患者が多い。 殆どの奴らが、若い女性や主婦を相手に商売しているなかで。

最近の新規男性患者達が、これまた男気のある人ばっか。 会話をすればするほど、こっちの方がリスペクトしてしまう。

はたして自分の意思をはっきり主張するのが男気なのか、男は黙って健さんバリな方が男気なのか?

何所へ行くのも子供を車で送り迎えしたり、できちゃった婚を今時フツーだよと口に出してみたり。 

悪い事は悪い!! と自分自身で認め、受け止められてこそ男気がある奴と呼べると思う。

俺もひと言もふた事も多い奴だから、長い付き合いの患者が時折やんわり忠告やアドバイスをしてくれる。 それを真摯に受けとめてこそ、俺の男気もよりいっそう確たるものになるのであろう。

2008年06月03日

チャレンジ

昨日の休診日、仕事とは関係無い個人的な事で、最近もっぱら自分でやらなかった事に時間を使ってみた。

若い頃は普通に自分でやっていた事なのだが、忙しいなどの理由をつけてお金を払ってやってもらっていた。 その作業そのものが嫌いな訳では無い。むしろやりたいぐらい。  だが、“めんどくさい” という気持ちの方が先にたち、やらなかった。

もちろんやり終わってみると、楽しかったし、やってよかったと思う。 

スタッフたちとのミーティングでも、 “自分の一番やりたくない事からやるようにしよう” と話し合う。 やらない・やらないではなく、 やりたくないという気持ちがあるうちは何も変わらない。  

以前勤めていた会社の上司によく言われた事。

『常に最悪なケースをイメージし、それに対しての対処法を準備しておけ。 そうすれば大抵のトラブルは容易に解決できるから』 と。

変えなければならないのは、常に前向きになれない自分の内面からなのだから。 

ずっと同じミスを繰り返す、すっと治らないと言う奴は皆自分の内面と見つめ合っていない。

簡単なチャレンジなのだが。

2008年06月04日

年齢なんて、そんなの関係ネー(パクリ)

最近ぎっくり腰でやって来た84歳の男性患者さん。

『○○在住××さん、腰痛で来院、5回で治った』 なんて言う、情に訴えるオバちゃん治療院の広告みたいな話じゃ無い。

その男性の患者さんの凄い事と言ったら何やら。

年寄り臭さなんて微塵も無く、会話は100%シッカリ。 ウチのスタッフと話すより数倍、まともな会話になる。

初診時は杖突いてコルセットして、立ち上がるのに数分かかり、身体も逃避性傾斜していたが、3回で背筋はピンッ! 6回時点では多少起き上がり時に違和感はあるものの、杖もコルセットもとっくに無し。

いや何が凄いってその患者さん、毎回帰りの受付時にスタッフに向かって、俺がしたアドバイスを必ず復唱して確認して帰っていかれる。 

『って事は、もうコルセットはしない方が良いんだよね?』 とか。

前々回も、俺が

「オッ、今日は杖つかないで来れましたね」 と言うと、

『前回、先生がもうなるべく使わない方が良いと言ったから、使わない努力をしてたんだよ』 と言って来た。

凄い。 果たして自分がその年齢で同じような思考・行動ができるであろうか?!

『俺ゃもう歳だから、治るの時間がかかるからなぁ~』 と言われたりもする。

とんでもない! あと20、30年はバリッと動けるようにするからさっ。 それが俺の仕事だから。

さっさと治して飲みにでも行こうと話してお互い笑った。  頑張るべ!

2008年06月05日

ガンバレ!山本化学工業!!

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昨日こんなニュースが飛び込んできた。


“水着新素材提供の山本化学工業が悲鳴”

アシックスとデサントの2社の五輪用水着に素材が採用された山本化学工業が“窮状”を訴えた。山本富造社長(49)が3日、報道各社に直筆のファクスを送付。(1)2社に意見や提案を聞いてもらえない(2)素材を全身に使用した水着(ニュージーランド製)を試してほしいが、どの選手が試着を希望しているか情報がもらえない-と打ち明けた。

 同社は好記録連発の英スピード社製より水の抵抗が少ないという新素材を開発して、日本水連から改善を要求された国内メーカー3社に提供、うち2社が5月30日に採用を発表した。だが、採用後に2社へ協力を申し出ると、デ社は「情報を開示する約束はしていない」と断り、ア社は無回答だったという。

 山本社長は「私ども中小企業では選手に声が届かない。(ニュージーランド製水着の)試着を希望する代表選手は電話やメールでご一報を」と訴えていた。

[2008年6月4日7時36分 紙面から]



モラルも常識も人情も男気もあったモンじゃねー!!  これ以上の毒はメンバー限定サイトだけにしておくが、とにかく人として最低だ。

直に困っている選手や患者と触れる事の大切さ。 そう思い会社を辞めた当時から10数年経ち、自分が考えていた以上に事の重要さを、日々嫌と言うほど身をもって感じている。

もうかれこれ15年近くも前の話。 社長、もう覚えていないだろうけど、その当時はQRウェットで大変お世話になりました。

海女さん達を少しでも楽に、困っている人の為に生まれた新素材開発。 世界最大手スポーツメーカーからオファーがあっても、『敵に塩を送るという訳にはいかない』 と言って断る山本社長。

“本当にそれを必要としている人の為に” という熱意。 俺はとことん応援しますよ!!

2008年06月06日

体力の衰え

昨日、患者さんの男の子とトレーニングをした。

“リ・コンディショニングプログラム”の兼ね合いもあり、減量系の運動は日々少しずつやってはいるが、毎朝8時からカウンセリングで時間もとられ、ヘビーウェイトのトレーニングを2、3ヵ月ずっとサボっていた。

いやはや、やはり歳には勝てぬ。 現状じゃ150kgなんて上がる気配も無い。 しかもセットごとに恐ろしいほど著しくパワーダウン。

腹は凹ましたいが、腕は太くしたいし。 年齢に逆らうつもりはないが、せめてオッサン化現象をスローに出来ないものか。  トレーニング後18時間経った現在、筋肉痛の兆候は無い。 完璧に48時間ピーク路線。

そりゃそうだろう。 40過ぎりゃ身体的一線は越えてる。 あと必要なのは自覚と諦めをどう処理するか? 他人に厳しく自分に甘く。 あぁ、また患者につっこまれるわ...

2008年06月07日

競泳水着新素材

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昨日知人より、依頼していた様々な生地サンプルが到着した。

例の水着新素材を中心に。 昔のモノが自宅の奥底にもあったが、一応新しいのと言う事で。

昨日今朝と、早速一部の患者さんに触れてもらったところ、皆 『ウォッ!!』 っと声をあげてしまう感触。

まぁ色々と書きたい事はあるが、こっから先は直に触れた時にでも。

興味・関心のある方は来院時に声をかけて下さい。

2008年06月08日

お遍路さんに学ぶ

昔から、運動好きな人に指導をしようと話しかけると、 『あとちょっと待って下さい』 とか、 『もうすぐ終わるので』 と返される事が多々ある。

数年前に、ある20代の男性の患者さんが四国のお遍路さんに行った。 

公私ともに、僕らの想像出来ないぐらい高い次元で生活をしていた彼。 思うところがあり、お遍路さんに出かけたらしい。

無事に帰ってきて、その途中出会った人の事など、話を色々聞かせてくれた。 
お遍路さんの心得とか、身体が不自由な人が自動車でお遍路さんを回っているとか。

全部歩くのは大変だったのではと質問すると、彼は

『いや実は途中、自動車に乗ったんですよ』 と言った。

俺は、ええっ!なんで?!と思い、詳しく話を聞こうとすると彼の方から話を続けてきた。

『あと数日でお遍路さんが終わるというところで知り合った、身体が不自由で自動車で回っている人と仲良くなり、「次のところまで乗っていかんか?」と勧められたんですよ。』

俺だったらここまで来てあと数日で終わるところなのに、ここで車に乗ったらなんだか嫌だから断るけどと言うと、

『確かに僕もそう思います。 だけど、“自分は歩きたい!”と言う気持ち、それもなんですよ。 “お接待”と言うのですが、もちろん断ってもいいものですが、それを考えるのも今回意味のある事なのです。』

少し目からウロコが落ちた気がした。

やりたいと思うのも欲。 欲について今一度考えさせられる。

2008年06月10日

新規外来以前 “治したい!!”

ここにきて新患問い合わせが増えてきた。 こんな判りずらい屋号であるのにもかかわらず。

ウチはもともと、飛び込みでやって来る患者は殆どいない。 少しでも駅の前にとか、人通りの多いところでと言うのが騒がしくて嫌だったから仕方が無い。 だからと言って、余りにも奥でも困るが。

物売りや飲食であるのなら立地優先もわかるのだが、真の気持ちを込めた技術を提供する商売で立地や価格優先で商売をスタートするのはどうであろうか? 始めっからそんなんじゃ、治療も先が思いやられる。 まぁ、5年・10年しても鳴かず飛ばずで右下がりな奴はみんなそんな感じ。

とくに最近は飛び込みで訪ねてくる人が多い。 名前も変わって、気になっていたと言うのだ。
話すとすぐ判る。 その人が金額がとか、近くだからちょっと来たとか、 “治したい” と言う気持ちが優先順位的に一番上にあるのかどうなのか。

患者はとにかく “治したい” と思う気持ち、 それに応える治療する側も “治したい” と言う気持ちを一番に持つ事。 両者がお互いに思って初めて成立する。  シンプルな事なのだが...

2008年06月11日

大人がバカ、親がバカ

最近とても嫌な事件が多い。 そんなニュースばかり熱心に見ても、何も自分の肥やしにならんと思うので必要以上には見ない。

本当におかしな奴が多い。 おかしな奴はおかしいから、常識的な人間が理解できる筈も無い。
本人が悪いのは当たり前だが、その次に責任の所在は誰が多く担っているのかと言えば、身内・親の責任は逃げられないはずだ。

数年前にこのような話をある男性患者に話したところ、 『いや、私はそうは思わない。 社会や学校の責任は大きい。』 と言って来た。 これ以上その人とは話す事は無かったが、間違ってるだろ?! そういう問題じゃネーだろ! 誰が、彼がじゃなくて、まず自分が、自分でならにならねーのかよ?! 親は子供の責任は避けれネーんだよ。 犬やネコが子供産むのと訳チゲーんだよ。

変な患者が来ると、帰ったあとスタッフ全員でいつもミーティングをする。  

「確かにあの患者は変な奴だ。 だが、アイツが悪いんだからこっちは悪くネー。ハイおしまいじゃダメだ。 変な奴はまたいつか必ずやって来る。 その時、また嫌な思いをする。 だから例え相手が変な奴だとしても、今回もっとこう気を付ければ、もっとこうすればこうなったんじゃないのかと話し合おう。 同じミスを繰り返さぬ為に、嫌な思いを繰り返さぬ為に。」

他人のせいにする前に、まず自分のせい。 自分で自分のケツぐらいしっかり拭ける大人になろうゼ!

2008年06月12日

サポート・スポンサードってナンダ?!

生地サンプルを待合室にディスプレイしたとたん、連日何十人もの人が色々尋ねてくる。

S社製が速いとか、どの生地が良いのかと? でも、今一度考えてみて欲しい。

それ以前に、何かおかしな事に気が付きはしないであろうか?

選手自身が自分の好きな道具も使えないのっておかしくないかい?!

そもそもなんで、この会社とこの会社のを使いなさいと言われなきゃいけないのか。

コレ、お役所の仕事だったら事件だよ。

チームスポーツで一人だけ違う柄着てたら、そりゃ問題だがそう言うこっちゃねーだろーし。

まぁ、これ以上の内情は書くの辞めとくが、ようはピュアな部分なんて殆どねーし、スポーツマンシップなんて今じゃ言葉の上だけの金言。

スポーツだけではなく、親兄弟、親戚、友人知人に対しての本当の意味でのサポートを、今一度皆で考えてはどうだろう。

2008年06月13日

個人独立開業

医療機器メーカーや大手広告営業マンの知人から、最近また独立開業する民間療法院が増えていると聞く。

まぁ、この5年10年でそれだけ民間療法が市民権を得たと言う事だろう。

ただし良くも悪くも裾野が広がってしまった。 

本来、“療法” と言うぐらいだから治してナンボ。 だがマッサージとの違いが判らず来たり、気持ち良くして下さい的な患者も増えた。 また残念な事にそういう人を相手に商売をする治療家も増えてしまった。

学校等で治療の勉強が終了したのち、数年間現場で働き経験を積む。 それは医者でも何でも技術職なら当たり前な事。 だが最近は自宅で数名チョロチョロっとやっていて、そろそろどっかで借りてやってみっか的な所が多い。

腕がイイ奴のところには、本人が望まなくても患者は増える。 1年やっても1日平均5人を超えなきゃさっさと辞めるべきだと教わる。 主婦が趣味でやるアロマセラピーじゃあるまいし。

嫌な患者は沢山来る。 知り合いつてでやっててその後開業なんて有り得ない。 過去に何人もそのパターンで、不特定多数の患者を相手にしていく覚悟が出来ていず潰れていくところを見てきた。

患者も治す側も頑張ってほしい。

2008年06月14日

求人募集・新卒採用

以前は二、三年に一回。 最近は一年に一回求人募集をする。

昨年も20名以上の応募があっても、結局半年後に残ったのは一人。

もちろん皆自分より年下だが、毎回採用に関しては勉強させてもらう。

現在、一日4、50名ぐらいの患者であれば俺入れて3人で回す。 いや、本来は二人でも事足りる。

お陰さまで屋号変更以降も、新規を取っていないと言いながらも順調に増えている。

そろそろ秋に向けもう一人戦力が欲しいところだ。  ただコレがなかなか難しい。 

いやはや実は昨日も似たような事に少し触れて書いたが、治すための臨床を本気で積みたいと思う奴が少ない。 治したいてあげたいと思う気持ちに欠けているのだ。 中途半端な経験者や脱サラより、よっぽど新卒で意気揚々としている若い子の方が真剣。 一日こんぐらいとか、口コミでのんびりなんて、自分中心で働こうなんて思っちゃいないからだ。

医療の料金だって、保険で一律ってどうよ? 先生によって差があるなら料金だって差があって然りでしょ。 しかも民間療法の奴らは、何分揉んでいくらの様にどっかで聞いた相場をまんまコピー。 自分の実力なんか考慮もせずに。

新卒の若い子の方が、よっぽど自分の実力や身の丈をわかっているよ。 頑張った分だけ評価はシッカリ付いて来るもんだ。 がんばれ、新卒君!!

2008年06月15日

俺のオヤジと運転免許

16歳の頃、バイクの運転免許を取りたくてオヤジに聞いたら 『ダメだ』 と言われた。

バイトで免許代を貯め、取らせてクレと再度頼んだがオヤジはイイとは言わず、 『勝手に取って、勝手に死んでこい』 ぐらい言われた。

高校を卒業し自動車の免許を取りたいとオヤジに言ったら、 『ダメだ! バイクは自分で倒れて自分が死ぬぐらいだ。 だが車は他人を傷つける可能性が大きい。お前はまだその責任を負える立場では無い。ダメだ!!』 と言われた。

もちろんその時は、その言葉の意味も重さも判らずムカッと来たが今は全く違う。 その後免許代を貯めたのが、オヤジは首をけっして縦には振らなかった。 しかし初めて横にも振らなかった。

誰しも自分ちが、標準で基準で普通だと思っている。 俺も運転免許に関して、どの家も親はそう言っているものだと思っていた。 が、実際は全く違うというのを知ったのは20代半ばになってから。

患者と話していても大抵の親は 『オートバイは危ないから。車は安全だから。』 と言う。

いったい誰が危なくて、誰が安全なんだ?!

親が、大人が自分の子の事、自分たちの事だけしか考えていない。 

教習所の教官をしている知り合いが昔言っていたのだが、 『親の金で免許取りに来るような奴は馬鹿ばっかだ。 自分のなけなしの金で来る子は、落ちたくないから真剣に勉強する。 いくら落ちても親がホイホイ金払ってくれるようじゃ、そりゃ真剣さは違うわな。』 と。

先日も仲の良い女性の患者さんと、車で子供の送り迎えの話になった。 この話の先は次回にするとして、自分の子が被害者にしかならないとは大間違いだ。 事件でも事故でも、いつ加害者になるやも知れない。 その可能性を考えているのだろうか?


今更ながら俺は父親に感謝する。

2008年06月17日

仕事も遊びも真剣

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休診日の昨日、久々真剣に100%自分個人の為に時間を使ってみた。 
基本週一の休みだが、休日しか出来ない仕事・用事にとられ、丸一日プライベートなんて殆どゼロ。

それでも俺も含め、経営者と言うのは自分が好きでやっているのだから頑張れる。
可哀そうなのが従業員。 ウチのスタッフも週一、月良くて4、5回の休日。しかもスタッフによってはその殆どが研修・勉強で消える。
その努力・頑張りこそが自分の実になり、自分の為、他人の為、世の中の為に必ずなる。 寝る事ぐらいしか頑張っていないんじゃ、どんな仕事も辞めた方がいい。

そう言われてみれば俺の好きな患者さんほど、仕事もバリバリやっているのに自分の趣味の時間もしっかり作っている。 どっちもパワー全開。 好きな人ほどホントにそう。 雑誌やテレビで見聞きしたような誰かの理想論を真似た、個性の抜け殻週末家族と仲良くお父さん。 男として全くもって魅力ゼロ。
だいたいそういう家族は、全員言動がもっともらしい理想論。 その先に何があるのかホント微塵も判っちゃいない。

何の為に頑張り、何に向かって人間は生きているのか。 上っ面の理想論で家族と大切にな生活。 遊びも楽しくも真剣であるのなら、厳しくも真剣。 全てに真剣に頑張れないようになったら、人間のお終い。 んなら一生寝ていた方がいいよ...

2008年06月18日

整形外科の延長線上では無い

終診後、ウチで働く作業療法士の卵のバイトちゃんがいい質問をしてきた。

全身十数か所に及ぶ変形を伴うリウマチ患者さんについて。

もう数年通って来てくれているその患者さん。 調子が良いと言って通って来てくれているのだが、ウチのバイトちゃん曰く、 「通う事によって、悪化はしないでいるのか?」 と言う質問。 

外科的な処置も数か所有り、全く可動が無い関節もある。 それでも手根関節など、0.1ミリでもどこか少しでも動きは無いか、動くようにはならないかと毎回治療はしている。 だからといって年齢を加味して考えれば変形を100%止めるのは不可能だ。

実はそもそも、何故ウチのバイトちゃんがそんな質問してきたのかと言うと、学校でリウマチ患者さんについての授業があったらしく、そこで痛くなる関節可動域以下での治療を心がけ、今以下にならないようにするのだと教わったかららしいのだ。

確かにそれは正論。 だが大抵のリウマチ患者さんは動かす事すら拒むのだ。 ましてそれが重篤になれば触る事すら拒まれる。 では何故その患者さんはやって来たのであろうか? 何に困ってやって来たのであろうか? まず何よりそれを考え、受け止めてあげる事から始めなければならない。

例えば物が握れないでは無く、握って何をしたいのかを考える。 その動作を現在よりも少しだけ出来るようにしてあげる。 それが肘かもしれんし肩かもしれんし、頭の位置や姿勢そのものかもしれない。

整形外科に来院してくる患者のほとんどは、他科と違って痛みを訴える患者が多い。 痛みに対処する事に重きを置くのが本来の整形外科。 だが、ウチみたいな所はそうとは限らない。 痛みとは全く別の角度から考察しなければならない。 マッサージやハリ、接骨院や整体・カイロなど、その殆どが整形外科の延長線上、整形外科のマネごとで治療してしまいがちなのだ。

痛みを取るのと治すのとでは、広義狭義、言葉そのものの意味目的が違う。 誰かのマネごとでは治せないのだと言う事に学生のうちに気が付いたら、ウチのバイトちゃんは将来俺の数倍良い先生になるであろう。

2008年06月19日

過保護じゃないと思っている奴ほど過保護

過保護って何だ?!

先日もヤフーかなんかでの質問コーナーで、子供の車での送り迎えについて幾つもスレが立っているのを見つけた。 気分悪くなるからリンク貼らないけど、興味がある方は検索してみてくれ。

質問者の内容によって賛否は両論。 もちろん俺は否定派。

『間違っている!』、『過保護だ!!』 と言う意見。 イイね~、日本もまんざらじゃないヨ。

ただ肯定派の意見は『夜遅く、何かあったらどうするんだ!』とか、『一生後悔するゾ』とか、中には『俺は愛する彼女なら一生送り迎えするつもりだ』とか。

アホ。

問題はね、そんな上っ面なとこにあるんじゃないんだよ。 俺だって夜10時、11時に若い娘が暗い夜道を一人で歩くのは危ないと思うよ。 そりゃ可能なら車で迎えに行くのも有りだと思うよ。

肝心なのはさ、夜遅くは危ないから送り迎えをしてるって言っている奴、じゃホントに夜遅く無い時間は送り迎えしないように心掛けているのかよって話だダヨ!

さももっともらしい、自分に都合のいい言い訳をこじつけてる自分に気が付いているのかよって事だ。

過保護とか過保護じゃないとか、そんな議論はどうでもいい。 勝手に言っててクレ。 ようは親が子供に、旦那が奥さんに、周りの人自分以外の人に、本当にこれから将来ためになるかどうかを考えて行動しているのかと言う事。 考えてないバカな大人が多すぎる! 危ないから送り迎え。 そんな、小学生でも思い浮かぶ知恵しか大人のクセに無いのカヨ!! 考えるんだよ! 頭を使って考えるんだよ! わからない事を考えるから、考えるって言うんだよ!! 思いつく事と考える事、日本語判っちゃいねーんじゃねーの?!

遅くなったら車、雨が降ったら車、時間が無いから車。 子供は馬鹿だから、なし崩し的にどんどん楽な事しかしたくなくなるぞ! 自分の子供が被害者になる事しか考えてない。 最近も多い凶悪犯罪。その犯人の親のインタビュー見て、 『いや~立派な親ダ。ここまでやって子供が犯罪起こすなら、もうなすすべ無しダナ』 って思う事あるかい?! ダメ親だな~、親もダメだなだろな、きっと。 自分の子が犯罪者になる可能性だってあるんだよ。

この12、13年、しっかり自分ひとりでやって来る子供と、パパママの送り迎えでやって来る子供。 得てして治りが悪く、何度も繰り返しあっちがイテーこっちがイテーと言うのは後者。 しかも10年以上経って20代半ばになっても親元から自立出来ず、しまいにできちゃった婚も後者。 コリャ、事実だからさっ。

人間として、大人として、男として、10年後20年後を見据えた言動をしてくれ。 男じゃない男で無いのなら...

2008年06月20日

珍しく学生さん

今月に入って、内には珍しく学生の新患さんが多い。

しかも何故か女の子が多い。

皆スポーツに関心があり、全員とってもいい子。

このブログ、数年前から 「ガンガンいろいろ書いてヤレ、コンチクショー!」 風にしたら女性の患者がガツンと増えた。 最近も屋号を変え方針も変えたこの2ヶ月半、新規は女性が大半を占めている。 もちろん男性も来るのだが、“新規はとっていないが、関心があるなら連絡クレ”というのを読んで電話かけてくるのは、女性が多いってのは不思議なもん。

とにかく熱心だよ、女性の方が。 昨日も将来スポーツトレーナーに興味があると言う、女の子の患者さと少し話をした。 知ってる事は資料でも何でも渡してあげるし、教えてあげますよ。 それが俺の欲でもあり喜びでもあるのだから。

でも最後にひとつ。 そういうコレからっ!と言う子達から中途半端に金取ってスクール開く奴らに騙されないでオクレね。

2008年06月21日

終わっちゃった感...

昨日、ある男性患者さんが 『なんか、もうオリンピック終わっちゃった気がするよ』 と言っていた。

うん、たしかにそう言われてみればそんな気もしないでもない。

頑張っている選手の皆様の事は、俺も含め日本中の皆が応援している事実には変わりない。

だが、マスコミやメーカー等の対応がやたら目につく。 うまく表現できないが、本当に心底選手を勝たせてあげたいと思っていない気がする。 勝てばメーカー・マスコミ等も利益になるから、そりゃ勝ってもらいたいだろうが、なんだか純粋じゃねー気がする。

企業として仕方が無いと言えば仕方が無いが、そのスタンスをそっくりそのまま子供たちに伝えていいものだろうか? 

あるプロスポーツ選手が 『俺達がガンガン活躍してガンガン稼いで、いい生活しないと子供に夢は与えられない』 と言っていた。

どうよ?!

それに賛同するなら勝手にしてクレ。

ただ一言。


俺はそうは思わない。

2008年06月22日

お陰さまで

お陰さまで昨日、イマイチな天候にもかかわらず当センターとしては過去一番の一日来院数となりました。

さすがに100も200も診れる体制ではありませんが、それに届く勢いの一日。 まぁ、スタッフ3名でやっているのでこんなもんかと。

4月から屋号も体制も変わり、正直多少不安もありましたがお陰さまで何とかやってます。

多けりゃ良いってもんじゃないですが、それだけの人の期待に答えなければと気合を入れるにはいい機会です。

どこに行っても、何をやってもなかなか良くならないという、 慢性疼痛疾患 の患者さん専門に切り替えた現在。 これからもスタッフ一同、より一層気合を入れて頑張ります。

2008年06月24日

メーカークレーム対応

昨日、チョイ乗りで使っているスクーターの不調でオートバイ店を訪れた。

このスクーター、以前よりエンジン始動時の調子が悪く、メーカーもその不調を認識しておりサービス対応キットを出している。 9年近くたっている物に対して、部品代・作業代無償で対応してくれるメーカーに感謝。

メーカーより紹介された販売店に小雨の降る中訪れたのだが、問題はここから。

我がバイク、エンジン内部よりちょっとした異音がしていたのであるが問題無く動いてはいた。 まぁ9年もたちゃ仕方が無いと思い、せめて今回の始動時の不調だけでも良くなればと思っていたのだが、なんと作業を拒否された。 不調なエンジンを作業して、その後壊れたら責任を負えないから、正直やりたくないんですよと店主。 

店の言い分も良く判る。 そのエンジンの異音は修理に10万はかかるらしいのだが、さすがに9年も経つスクーター。 そりゃ無理だろ。 やりたくないと言ってるものを、無理矢理やらせたって良い仕事する訳無いのでもちろんやめて帰ってきた。 その後メーカーにその経緯を話したが、リコール対処と不調修理とは別だとシッカリ応対してくれた。 たとえばリコール対処をしたあとに、それでも治らなかったらこれ以上は○○円かかりますがどうしますかなら判る。 しかし、先に何万円もかけてからでないとリコール対処しないってのはどうよ?!

まぁまぁ、実は書いてるワリにはこの件についてそんなに頭にキテはいない。 ホント、販売店の作業するプロの気持ちもわからないでもないから。 ただ、理由はどうあれ、お客としては納得はしないよね。

長々書いたケド、我が身を少し振り返ってみたワケ。 ウチも結構、こうでなきゃ診ないとかこういう風に来ないなら他行けぐらい言うし。 もちろんそれには理由がある訳だけれど、それを今一度、今以上に顧客・患者の立場になって話さなければいけないのだと言う事。 今朝はこの件を例に小一時間スタッフ全員でミーティング。

痛い・辛いなら診てあげたい。 しかしウチはこれこれこういうところですから、それでも宜しければ是非診させてください。 心底診てあげたいと言う気持ちを持って、先方にその先の選択をさせる。 
ウチは診たくないんだと言う様な、一方通行は出来る限り避けなければと考える。  と言いつつも、すっごく問題アリアリな場合は別ではあるが...

2008年06月25日

梅雨明け間近?!

って、勝手に俺的気象情報。

梅雨だから痛い、暑いから痛い、寒いから痛い。 たしかにこの時期は憂鬱になり、調子もよくは無くなる。

先日も書いたが、何故かここんとこすき無く忙しい。 例年結構暇な筈なんだけど、この時期。

この一週間多いのが足部の疼痛疾患。 理由が不明瞭だったり、ただ単に捻挫だったり。 こう何十人も続くといつも不思議だなと思う。 きっとどこかに理由はあるはずだが、コレが判れば苦労はしない。

通常は捻挫なんて2、3回。 馴染みの患者なら1、2回で終わり。 毎日通わせるような症状じゃ無いワサ。 まぁそんな奴らの方が多いし、そんなとこ行かなきゃ良いだけなんだけどさっ。

スタッフにとっては良い勉強・研修だよ。 だって同じ様な症状の患者が続けてやって来て、しかもその都度経過観察も出来て。

毎日が研修会。 にもかかわらず“僕は週末研修に行ってます!!”みたいな。 一生行っててクレ。
梅雨は勉強になる季節。 空いてればもっとなんだけれどね。

2008年06月26日

珍しく学生さんパートⅡ

患者さんでは無く、今度は会社訪問の学生さん。

例年になく今年は何人もやって来る。 昨日も一人、バリッとスーツを着てやってきた。

いやぁ~、でもいいね、二十歳前後の男の子は元気も希望もあって。 残念ながら(?)今日現在やって来るのは皆男だが、全員いい子だ。

そんな自分の将来に大きな希望と可能性を持っている子が、ウチみたいなボロッちい場末の肩揉み屋なんてこっちが申し訳ないよ。 もっともっと大きな大手の会社に勤めて経験積んでからの方がいいよ。

それからウチ来たら、モノすっごく味があって面白いと思ってもらえるからさっ。

ただ一つ、これからスポーツでも治療でも、人の為になる事を目指す若い子たちに言いたいのは、決して “資格マニア” だけにはならないでくれ。 バカな大人は持ってる事にこした事は無いと言うが、そんな上っ面な人間、君たちだって見抜けるはずだ。 

自分の進むべき道、信念の為に人生の大切な時間を使ってほしい。

2008年06月27日

俺の周りのダメな奴

最近、いったい誰が本当にダメな奴なのか悩む事がある。

時代のせいかおかげか、ダメな奴も多種多様化してきている。

誰しもダメな部分は持ち合わせているのだろうが、そのダメな部分をどうにかしようとしない奴。 これが一番ダメな奴だと最近強く思う。

タチが悪い事に、もっともダメな奴ほど自分のダメに気が付いていない。

俺の身近のダメな奴たちは、ダメな事だと判っていても、一つ一つ自分に都合のいい言い訳を真っ先に考える。 

ダメならやる!

何も言葉なんかいらない。ただそれだけ。

上達も向上も、治癒も進歩も訪れない。

学校でも病院でも、先生や他人に頼っておんぶにだっこの他人任せ人生。

知らない判らないなんて言う前に、やれ!

自分に自分で言い訳をする大人。 ダメだよな...

2008年06月28日

捻って転んで捻挫して

打撲や捻挫、肩・膝、手足や指を怪我した患者がこの2週間多い。

通常、来ない訳では無いが整体・カイロ・マッサージには多くは無い。 整形外科か、近場で手軽にと言う人は接骨院ぐらいだろう。

馴染みの患者ですら、 『捻っちゃったんだけど、こんなんで来ていいの?!』 と言いながらやって来る。 過剰診療・過剰医療になるからジャンジャン来い!とは言えないが、前職時代なんかはそんなんばっか。 知人・友人、そりゃ競技してる奴ばかりだから。

この4月からで嬉しいのが、リハビリ的なイメージを大きく打ち出した効果か、 『部活でちょこっと痛めたからウチの子診て』 ではなく、整形・接骨行っててもよくならないから、別の選択肢でやって来る怪我の患者が増えた事。

怪我して痛めても、シップや薬、よくて電気やちょこちょこっと揉むだけ。 よっぽど重篤で無けリャ、一般の人がちゃんとしたリハビリテーションを受ける機会は無いからね。

さ~て、だんだん面白くなってきたゾ。 こりゃこりゃ。

2008年06月29日

パーキンソン考察

この数年、パーキンソンを患ってやって来る患者さんが数名いる。

昨日も馴染みの患者さんから、パーキンソンについての相談を受けた。

資料から抜粋のような事はここでは書かないが、問題はその患者さんが日常生活で何に一番不自由、不安を抱いているのか? そこを少しでも解消してあげる事は出来ないのかと考える事。

すぐ本読んで、ネット叩いて、講習受けてハイお待ちしておりますナンテ言う中身の無い輩を、自分の身の周り・自分の中からどれだけ排除できるかと言う事。

自分の身の丈を考え、決して安請け合いをせず、真の人間性で症状に立ち向かう。

そんな本質的な所は、誰にも負けたくは無いものだ。

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