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最新トレーニング昨今

当たり前の事ではあるが、私が学生の時と比べて運動学・トレーニング論は格段に進化した。

圧がどうとか、初動がどうとか、コアだとかスタビ(固定・安定)とか。

優れた専門テクニックそれ自体の導入は、技術者の理論と知識が確かで活用のTPOが整っていれば、勧められるべきである。 しかし、自分でできる基本的なトレーニングをおろそかにして安易にこうしたテクニックに頼り過ぎるのはどうかと思う。

もうかれこれ20年以上前になるが、当時マラソンの日本代表 宗 茂(現旭化成陸上部顧問)・猛(現旭化成陸上部監督)という双子の選手が多くの国際大会で活躍されていた。 

ちょうど運動学を学び途中の私には、その走る姿が今でも目に焼きついている。

そのご兄弟は双子であるが故に、運動学を学ぶ者にとっては色々話題性があり、魅力的であった。

たとえば兄弟で利き手が異なり、弟の猛選手の右利きに対し、兄の茂選手は左利きであったり、性格も弟・猛選手は几帳面で、努力家であるのに対して、兄・茂選手はおおざっぱで、天才肌だと言う話だったり。(実際お会いしてないので、噂での話です。違いましたらごめんなさい)  マラソンへの取り組み方も違い、「練習あるのみ」とひたすら練習に励む弟・猛選手に対して、兄・茂選手は「マラソンは練習より調整」というタイプだったらしい。

コレも以前聞いた話ですが、ある大会で試合前の調整がバッチリいき、好成績を収めた兄・茂選手は調整に重きを置く練習にしたのですが、弟・猛選手はそれでも黙々と練習を重ねたそうです。  もちろんその後の大会での結果はご想像の通りであり、弟・猛選手の方が兄・茂選手よりも長く現役を続けられました。 

もちろん両選手とも大変優秀な選手でありタイムや結果の話ではなく、現在とは全くレベルの違うトレーニング論時代にあった当時活躍された宗御兄弟選手はもちろん、その他多くの先輩方の残された経験は何にも代えがたい功績であると考えます。

情報だけは多い現在、その上っ面の理論だけを見聞きして、『俺は詳しい、俺は理論的にやっている』と言う人によく会います。

努力や経験をふっ飛ばして、いきなり出てきた結果や理論だけを実践。 その前にやらなければいけない事が山ほどあるのではと思う。

走りたい・投げたい・打ちたい・蹴りたい。 どうしてその気持ちを日々のトレーニングにまわせないのであろうか?!  優秀な選手ほど、見えないところで倍努力している話ぐらい誰だって聞いた事あるはず。

安易で意識レベルの低い運動選手が一人でも減る事を望む。

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