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面白解剖基礎講座 アーカイブ

2010年03月06日

ぎっくり腰が一回で治るメカニズム

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昨日の続き。

『いや~、あの先生んとこでぎっくり腰が一回で治ったよ!』

なんて話をよく聞くであろう。 

全ての患者、症状が一回で治るわけでは当然無い。 しかし、ある特定のパターンに関しては限りなく1、2回で何事もなかったようにスタスタ歩いて帰られる。

当然どこかを痛めたのだから、痛い。 

患者は痛いのを治せと言うが、治療する側はそんなレベルの発想では駄目だ。 痛みを取る治療をするのか、動けるようにする治療をするのか考える。 患者は深層で何を求めているのか。 痛めたところと、動けなくしているところが同一とは限らない。 むしろ臨床上では、同一でない場合の方が多い。 簡単にいえば、今まで痛いとこだけ治療を受けていたから治らずやってきたのだ。


さて、ココからが昨日の続きになるのだが、痛めたのはスタビリティの部位だとしよう。 痛めたところを守ろうとしてモビリティの部位も硬くなり、守る。 当然動かない。 最低限の部位のスタビリティを判別・確保し、歩けるようになのか立てるようになのかを見極め、それに該当するモビリティマッスルに正常な動きをつけるアプローチを行う。

見極めもせず、そこら中の筋肉を揉んでたとえ偶然良くなったとしても、治療家として失格だと自覚が無い者もいる。 患者はその自覚の部分を見極める。

ガンガン先生にに突っ込んでみるのも、これまた一興である。

2010年03月05日

運動中は痛くないが、運動後に痛い訳。

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例えば筋肉を動かすための筋肉と、安定させるための筋肉に分けて考えてみる。 前者はモビリティマッスルと言い、後者はスタビリティマッスルと言う。 この事は以前にも少し触れた事があるが、より砕いて書いてみよう。

テニス・ゴルフすると腰が痛いという患者がよく来るが、と言う事は痛いながらもテニス・ゴルフは出来ているという事。 そもそも痛くて出来ないのであれば、出来ていないのである。

より詳しく時間発症を聞いてみると、運動中よりも終わった後が痛いという。 (もっとも、運動中も痛くない訳ではないと、ウニャウニャ言うが。)  この場合、運動中は動かす為の筋肉 モビリティマッスル かしっかりと活動し、動作と同時に安定も生んでいる。

しかし、運動を終えひとたびその活動を解くと、 スタビリティマッスル がその安定を一気に荷ってしまう事になるのだ。 捻挫したグニャグニャな足首で片足立ちするようなものである。  ソリャ痛い。

動きを優先して治療をするのか、スポーツを辞めろと言い放ち、治療をするのか。

今現在、最新のスポーツ界では万国共通で前者である。 辞められないから痛いのであり、辞められないから困っているのである。 それを理解せずして、親身な治療もあったモンでは無い。 単なる独りよがりな、知ってるだけの事をした治療である。 

ウチは過去一度たりとも運動を辞めろと言った事が無い。 その答えが少しでも伝わる事をこの文章で願う。

2010年03月04日

痙縮・拘縮 、関節可動

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人間誰しも、加齢による関節可動域の変化を避ける事は出来ない。

しかし、傷害・疾病による可動変化は年齢相応な状態に戻さなければならない。そもそもそれが我々の仕事なのである。

例えば在宅生活を送っている脳血管疾患による片麻痺者、あるいは両麻痺者数百名に関節可動検査を行ったところ、対象関節の7割、運動方向の5割、対象者一人当たり平均10.9関節、28.6運動方向に可動制限があり、しかもそれは全ての患者に認められたという。

そのような事実を踏まえたうえで、根拠に基づいた治療が出来ているであろうか? 

関節可動制限は皮膚や皮下組織、骨格筋、腱、靱帯、関節包などといった関節周囲に存在する軟部組織が原因の場合と、関節軟骨や骨と言った関節構成体そのものの原因がある。 それ以外にも神経等があるが、上記原因ですら正しく考察されていないケースが多い。

果たして徒手療法、理学療法において、たとえば各筋部位による動的張力・受動的張力の違いまで考え処置をしているのであろうか? 張力考察など、実に初歩の初歩なのであるが。

理論を何も考えず受講・丸暗記をし、考えもせず患者に治療も行う。 いやはや実に恐ろしいものだ。

ストレッチ、トレーニングにしても同じ事。 ある意味、トレーニングの方が難しかったりする。 

動くと痛い、動けるようにしたいのであれば、やはり真の治療家で無いと難しいであろう。

2010年02月27日

喘息も理学的療法・運動療法で。

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ウチの特徴のひとつ、腰痛・頭痛・肩コリ・関節痛以外の症状でやってくる患者が多いという事。 

あまりズラズラ書くと過剰医療、過剰診療と言われかねないので程々にしておくが、困っている患者に何かできる事は無いかと考えるのが我々の仕事。 もちろん法外な金額や眉唾っぽい要素を完全除外した、EBMに基づいていると言うのが大前提であるが。

最近も多い症状の中に “喘息” がある。 

喘息にも様々な種類があるが、相談が特に多いのが “運動誘発性喘息” と言うのがある。 文字通り、運動中または運動終了後5-10分後に喘息発作が起きる形の喘息。 子供・大人、特に年齢限定なものではない。


少々古いデータではあるが、ロサンゼルスオリンピック時のアメリカ医師団調査によると、オリンピックに出場したアメリカの選手の中で、約40人の選手がこの運動誘発性ぜんそくを持っていながら、良い成績でメダルを取ったというデータがある。この結果からこの運動誘発性喘息が起きたとしても専門医と相談して、きちんと管理すればまったく支障なしに運動をすることができるのである。


さて、問題は何処の誰が管理してくれるかという事だ。 たいていの患者が、管理などのケアを除外し、薬物だけの対処に頼ってしまう。

そもそも喘息とは、自律神経(交感神経と副交感神経)によって引き起こされる事も多く、
その自律神経がうまく働き、気管を拡張し、タンの量を減らし、喘息を楽にする。副交感神経はその逆の働きを助長するものと考えれば分かり易いか。 正常の人はこの自律神経がうまくバランスが保たれており、喘息の人は精神的、心理的に動揺しやすい傾向の場合も多く、不安感、ストレスなどで副交感神経が異常に高まることがある。 それはなかなか薬で改善されない訳である。

副交感神経の働きを管理する方法の一つに、 “心拍間変動” を管理すると言う手法がある。 むしろこの方法しかないとも言えよう。 当然当院にはその設備が整っている。 学生時代・社会人時代、ともに心拍・持久トレーニング、呼吸器・循環器の勉強が小生の専門分野である。


本気で改善してみようと思う方は、是非相談してみてほしい。

2010年02月13日

固有受容性神経筋促通疼痛除去

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小生がPNFに出会ったのは、もうかれこれ25年ほど前になる。

当時は今ほど学習する手段が無く、トレーニング的要素を主眼に置いたテクニックとして理解していた。 現在では効率良く神経筋機構の回復を促進する手技として、トレーニング、ストレッチ、リハビリテーションと、様々な効果効能を狙った手技だと理解が広まっている。

何故今更こんな事を書いているかと言うと、実は現在、個人的に少々レポートを書きまとめている。

受容器を刺激する方法としてのPNFで、スタビリティマッスルを使い、関節の圧縮・牽引、筋の伸張、運動抵抗をおこし、たとえばギックリ腰のような仙腸関節障害の患者、特に急性期後の動作初期に発生する疼痛を、多裂筋群で圧縮・安定を図る事により除去を促す臨床結果を書いている。

再発防止はもちろん、ある一定以上なかなか改善されないケースに大いに成果を生んでいる。

ただしこの場合、テクニックによる有為さより、いつ・どのタイミングで行うか。こればかりは施術側の患者に取り組む姿勢によるところが大きい。


何かの時に、そのレポートに目を触れるときがあったら是非読んで見て頂きたい。

2010年02月11日

整形外科の先生、ごめんなさい。

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最近またまた新規外来が増えてきました。 ありがたい事ですわ。

そんな新患の人の為に、整形外科についてクドくはなるが再度書いてみたい。


皆は腰痛の場合、通常、常識的に何科の病院へ行くであろうか? まぁ普通は整形外科だろう。 だが本来は違うのである。 昨今、欧米ではMD(医師)の間でもやっと広まりつつある認識らしいのだが、本来は “神経内科” なのである。

腰が痛いのが、何故骨・肉と決めつけられるのだろう? まして素人が。 
内臓でも腰は痛い。 女性の生理痛でも腰は痛い。 心臓でも肩・背中が痛く、肺でも腕が痛い。 脳に障害があれば足だって動かない。 それらを見極める専門の診療科目が “神経内科” なのだ。 (くれぐれも心療内科と混同しないでほしい。)

内科の原因なら内科で、脳なら脳外科、もしくは脳神経外科、骨・肉なら整形外科とコンサルテーションしながら診てくれる。

日本語であるととても分かり易いのだが、整形外科と書いてみてほしい。 

文字通り、“整形”“外科”であり、“外科的に形を整える”のがご専門の学問・診療科目なのである。

だからよく、『レントゲン撮って、異常無いね、はい湿布。』なんて事に多々なるのである。 切れた折れたがお好きな先生も多く、縫って繋いでが経験だになる。 また患者もそれに惹かれて訪れる。 よって、折れていない場合はサポーターで、コルセットで、引っ張って。 どちらにせよ、ナンとか形を整えたいのでしょうナ。

そうで無い先生のところの患者さんは当然治る。 上記思考の先生の場合、患者は治らずウチへやって来る。 だから、以前通院していた病院や接骨院を聞くと、不思議といつも同じ院。 近隣に何十件もあるのだが、当然と言えば当然である。


ウチは現在、“整体院”でも“カイロプラクティック”でも無い。 “治す”という事、治らないというところに存在する根源は、すべて“思考”なのである。 知識でも資格でもテクニックでも無い。 治る病院、治らない病院、先生による差はそんなところには無い。

患者も治す側も、自問自答せねばならぬのだ。 他人を頼っているうちは、自分自身など見出せる訳が無い。

ウチはスタッフ全員に、絶対本を読ませない。 先ず自分自身でとことん考えさせる。そして様々な可能性をださせ、そこから先で力を貸す。 

長々書いてみたが、一生涯このままでいい人には、全く関係無い話だな...

2010年02月10日

筋トレよりも、うさぎ跳び。

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昨今、うさぎ跳びはやらないが一般的。

では何故、ダメなのか?!

1980年代頃、医学的見地から身体に与える有害性が指摘され始めたのがきっかけらしいが、その有害性をいくつかあげてみよう。


・脚を深く折り曲げた状態では下半身の瞬発力を効果的に引き出す事は出来ない。
・肢末端近辺の細かい筋肉に硬直的緊張を強いる。その結果、柔軟性の低下を招く。
etc...

と、その他もろもろあるが、上記理由によってトレーニングとしての効果は期待できず、むしろ関節や筋肉を傷めるスポーツ傷害を引き起こす可能性が高いからというのが有害だという理由らしい。


さて、ここまで読んで賢い方はもう既にお気づきであろう。  そう、それも理由の殆どが、筋肉や筋力ばかりの目線での話なのだ。

身体・関節は筋肉だけで出来ている訳ではない。 皮膚もあれば関節包、靭帯だってある。 感覚器官の多い皮膚が過敏・緊張・痛みで動きを阻害だってある。寒さもそうだ。 関節包の代表的なのは四十肩。急性・慢性滑液包炎。 靭帯だって痛めたり切れたりする。


動くという事、運動という事、“人体運動学”という事を力学的な“運動力学”でしか考えられない。 それ以外に運動には幾何学的偏位を扱う真の“運動学”と言うのがあるのだ。 さらに言えば、“骨運動学”や、関節面運動を対象にした“関節運動学”等、様々な分野に分けて考察しなければならない。


まぁ詳しい事は別の機会として要は、うさぎ跳びは膝関節の過屈曲から更に屈曲の反復動作なのだ。 イメージして欲しい。 しゃがんだ状態の伸びきった膝の靭帯を。 園から更に膝をグッと屈曲させて更に一瞬靭帯が伸びるイメージを。

伸びきったところから靭帯の更にアソビ。

今どきの子供、若者は正座もしなくなり、もちろんうさぎ跳びもしない。 TVを見ていて20、30年も前、今ほど多く膝の靭帯を切る選手が多かったであろうか? 昨今では小生のところへも中学・高校生で靭帯を切ったと言ってやってくる患者も少なくない。

『足首や膝、股関節にかなりの負荷がかかるから』というが、そもそもトレーニングなんて、どれもそれ相当にかなり負荷をかけるものだ。 要は程度問題。 なんでもやりすぎりゃ、悪くなる。 それを上っ面な知識やイメージだけで考えるから、可笑しな事になってくる。

かの張本勲氏は 「ウサギ跳びをやらないから今の選手はダメ」 とウサギ跳びを推奨する発言をしている。

『これこれ、こう膝に悪いからやらないのです』では無く、小生はうさぎ跳びをやれ!! と言いたい。


何度も言うが、何事も程度問題なのだ。 賢くなってもらいたい。

2010年01月13日

ストレッチで肩こり完全解決!

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過去幾度となく同じ事を書いているが、冬のこの時期やって来るスポーツ愛好家の患者で、適切にウォーミングアップ・クールダウンが出来ている人は皆無である。

まずイメージしてみてほしい。 針金を一本手渡され、ペンチが無いから手で二つに切ってくれと言われた場合、アナタはその針金を手でどうするであろうか?!

左右に引っ張って二つにちぎろうとなどする人はいないだろう。 何処か一か所にめどをつけ、同じところを何度も折り曲げて切ろうとするのではないだろうか。

そう、モノの結束を弱めるには同じところに何度も反復した力を加えるのである。 それを柔軟体操で表わしたら、ラジオ体操のような“ダイナミックストレッチ”であり、我々が通常ストレッチと呼ぶ“スタティックストレッチ”は、言わば針金を左右にちぎろうとしているのと同じである。 ストレッチングは数ある準備体操の一つであり、血を流して筋肉を温めるウォームアップとイコールでは決してないのだ。

話は肩こりに戻るが、疲労物質が溜まった肩こりであれば、グルグル動かして血を流して疲労除去であり、動かさな過ぎて動かそうとするとピキピキパキパキするのであれば、一般的なストレッチで伸び縮みの神経伝達命令を促してスッキリスムーズでOKである。

怪我痛み、スポーツケアであれ肩こりであれ、適切な処置さえ間違わなければ出来る事はいくらでもある。 大抵の場合、間違えた考え・自己流が症状を長引かせ悪化させる。 押す揉むは誰にでも出来る。 そこのところの正しい診立てにこそ、重きを置き対価を払って頂きたい。

2010年01月10日

昨年を振り返り『上肢ばね指編』

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先日の『貴方も誤診...』のところでも少しふれたが、上肢の中でも今回はばね指について。

再筆になるが、手の指の屈曲,伸展時にそれぞれ弾発現象を生ずる状態を一般的にばね指と言う。

臨床上は伸展時に弾発現象を呈するほうが多くみられ、中年以降の女性で手をよく使う人に多く、母指、環指、中指によくみられる。
進行すれば弾発時の痛みが強いため、指をなかなか伸展しなくなる。 関節付近に小腫瘤を触れ、圧痛がある。

指を他動的に伸展させると痛みとともに弾発現象を生ずるのが理論。 

当院にばね指だと言ってやって来る患者の殆どが病院や接骨院等、他院で改善されずに訪れる方。 しかもそのほぼ全員が、他動的に弾発現象が全く発生しないのである。

これはまさしくシメタものである。

前治療がすべてマニュアル通りの治療しか出来ない、していない典型例なのだ。 確実に数回で終わる。

頭の柔らかさ、発想の柔軟性、机上の理論どまりの思考では無意味という事実。

そこがこんな単純な症状でも要求されるという事なのだ。

2010年01月08日

きっと貴方も誤診です。

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冒頭から厳しいタイトルであるが、誤診は重篤な症状の手術だけにあると思ってはいないだろうか?

実はウチにやって来る患者の殆どが、過去の治療が適切で無い事が治癒を妨げている、いわゆる “誤診” の結果の現症状である。

たとえばヘルニア。 たとえMRIで椎間板が潰れて映っていたとしても、それは健康な人の85%にも有る現象であり、腰痛と椎間板変性の関連性が極めて低いというのが、ヨーロッパで明敏なドクターのこの15年の常識である。

では、ばね指。 手の指の屈曲,伸展時にそれぞれ弾発現象を生ずるこの症状。臨床上は伸展時に弾発現象を呈するほうが多くみられる。中年以降の女性で手をよく使う人に多く,母指,環指,中指によくみられる。進行すれば弾発時の痛みが強いため、指をなかなか伸展しなくなる。 関節付近に小腫瘤を触れ,圧痛がある。指を他動的に伸展させると痛みとともに弾発現象を生ずるのが理論だが、ばね指だと言われてやって来る患者の殆どが他動的には全く症状が出ない。

喘息も少し。 先日、あるスポーツの小学生の合宿に立ち会った。 どの子も全国的にレベルの高い子を集めた強化合宿。 その中の一人が咳が出ると言って、朝一から夕方までコートの端のパイプ椅子で見学。 コーチに聞くと、どうやら喘息らしい。 しかし、大きくあくびはするわ、ウトウトはするわ、昼ご飯はモグモグゴクゴク食べるわ飲むわ、とうとう一日動かない練習にも近くで参加などしはしないわ。
肺尖まで吸えてるでしょ。 鼻だよな、どう考えても。


ホントにキリが無いのでやめるが、他人が決めるのか自分で決めつけるのか、とにかく思い込み、他の可能性を放棄する。 諸外国の医師は、思考を停止する事が医療において全ての悪だと学ぶ。

ウチは絶対、思考は停止させないと誓おう。

2010年01月07日

昨年を振り返り『膝関節痛編』

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さて本日は昨年度膝関節痛について。 

加齢・過使用によっての周囲炎はもちろんなのだが、皿だ靭帯だが折れた切れたという患者が多かったのも昨年の特徴であった。

これも屋号を変更した事が、少しづつ定着してきた成果だろうか。  特に目立って多かったのが、小学生・中学生・高校生の運動している子、しかも半年以上患っている子が多かった。

昨日の話ではないが、子供は身体だけではなく頭も柔らかい。 大人以上に客観的に状況・症状を伝える事が出来る。 怪我をしてしまった理由、痛みの原因、それがなぜ良くならないかの説明を、大人のように斜に構えて聞くような子は一人もいないのである。

結果、誰一人としてスポーツを中断させる事などせず、必ず改善方向へ向かわせる事が出来る。

最新の医療や知識で治るのであれば、とっくに病院で治っているのである。 車や機械と一緒で、使い手にも故障の原因があると言う事。

今年は更に競技特性に合わせた治療を強化予定である。

2010年01月06日

昨年を振り返り『腰痛編』

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屋号にスポーツ何ぞという語句がついた割には、相変わらず腰痛でやってくる患者は多かった。

“より動ける” をイメージしてスポーツと言う語句を引用したのが多少功を奏したのか、ただ揉んで気持ち良くなって良しという患者より、遥かに本気で治したいと言ってやって来る患者が昨年は多かった。

その8割以上が整形外科と接骨院からの移行である。 しかも半数近くが1年以上症状の改善が見られないという。

では何故改善しないのに1年以上も通い続けたであろうか?

治療よりもまずその理由、真理をお互いで理解せねばならない。 

決して長く通うのが悪い訳では無い。 もちろん5回10回でしょっちゅう通院先を変える方が問題である。

長く通っている、もしくは長く患っている患者ほど原因はシンプル。 その殆どが数回で治ってしまうのも、我ながら眉唾っぽいと表現せざるを得ない。

情報が多く、様々な事がわかるようで、実は不透明になっている。

結局最後に治療に必要なのは、力になってあげたいと思うパワーだと感じた一年であった。

不景気でついつい目先の事に捕らわれがちであるが、そこをどれだけ修正できるか。

とても経験になった一年であり、今年はさらなる飛躍の年になるよう努力を惜しまず邁進していくと誓う。

2009年12月06日

ラジオアイソトープ(放射性同位元素)

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今日、12月6日は “ラジオアイソトープの日”。  聞いた事があるような無いようなこの言葉。ラジオアイソトープ(放射性同位元素)は医療・農業・工業等幅広い分野で利用されているが、やはり医療関係が一般的。 そのラジオアイソトープの製造にも使われるサイクロトロンを開発した仁科芳雄博士の1890年の誕生日が今日らしい。

さてここで少しラジオアイソトープ(放射性同位元素)について書いてみたいが、小生は専門家でも技師でも無いので、文献からかいつまんで書いてみよう。

そもそも小生が “ラジオアイソトープ(放射性同位元素)” に興味を持ったのが、なんと14歳の時。
小学高低学年から、何故か毎朝、雨の日もカッパを着せられて走らされていたほどの運動漬けの毎日。(単なるシゴキ?!) お陰で子供の頃、1、2位以外とった運動での記憶が無い。
だがそのお陰で(?)、14歳の時全く走る事が出来ない程両膝を同時に痛めた。 

大きな整形外科にも数多く行き、様々な検査も受けた。 その時、検査機器に“ラジオアイソトープ”という文字を多く見かけ、これは何ぞや?と疑問に持ち、先生に聞いたり自分で図書室・図書館で調べたりしたのが出会いである。

しかし残念ながらその甲斐も無くたいして良くもならず、結果子供ながらにいろいろ工夫をして当時を乗り切った。

今思い返せば、治療やケアに興味を持ち始めたのもこの頃かもしれない。

色々書いてしまったら、肝心な “ラジオアイソトープ(放射性同位元素)”について書くスペースが無くなったので(笑)、詳しく、且つ分かりやすく書いてあるホームページがあるので、興味のある方は是非そちらを読んで頂きたい。
『放射線・アイソトープとは?』(http://www.jrias.or.jp/public/iso_and_tope/top.html)

2009年11月28日

活性酸素とアンチエイジング

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今夜もやります、サタデーナイトランニング。

毎回少しずつ色んなテーマを学びながらのランニング。 前半は負荷と呼吸と疲労の関係を。 今回からは本テーマである“活性酸素”について。

ナンだかとっても悪いイメージのある“活性酸素”。

確かに激しい運動で増加するといわれる活性酸素は細胞を攻撃してしまい、DNA(遺伝子)を直接傷つければガンを引き起こす可能性が上がる事もあるでしょう。

しかし悪い事ばかりではなく、体内の酵素反応を促進させたり、強力な殺菌作用でばい菌を殺して病気になるのを防いでくれたりと、体にとって大切な作用も持っているのです。傷の消毒によく使うオキシドールは、有名な活性酸素の一種です。

そうなんです! 適度な部分は酵素活性を促すのです!! いつも言うのですが、何事も程度問題なのです。 心拍トレーニングではよく、乳酸閾値である“AT”は言われますが、その辺から活性ポイントを算出してアンチエージングポイントで走るのです。

もちろん参加者全員、POLARハートレートモニター貸出利用でチェックです!!

何気に科学的なんです(笑)

2009年11月27日

膝が痛いのと足首が痛いのの違い

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立っているのが痛い辛い場合。

原因が膝と足首にあるのでは全く違う。

立位では膝関節は締まりの位置、ロック。 足関節は緩みの位置で、ルーズ。

ロックで痛いのなら緩めてみるし、ルーズで痛いのであれば絞めてみる。

逆のケースもあるが、どちらにせよ膝も足首も同時に同じように、同じような治療をする事は少なくともウチでは無い。 足首を揉んで柔らかくして、膝も筋肉揉んで柔らかくしてじゃ、意味わからん。

わかっていて揉んでいるのならまだいいが、凝ってますね、張ってますね、硬いですねで揉んでいるようじゃ、良くなる訳が無い。

現在の痛みの状況・構造をガンガン質問してみるべきだ。 治す側はそれに全力で答えるべきだ。 インチキかどうかはそこでバレてしまう。

勉強してる風って、今どき多いからな。

2009年11月14日

衝撃は吸収ですか?反発ですか??

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考えた事がありますか? 靴にとって吸収と反発、どちらがより必要なのかと。

まず自分にはどちらが必要なのでしょう。

巷にはエアーだゲルだと、さまざまな種類の衝撃対策を凝らしたシューズが出回っています。
実はこれ、履いてみても主観でしかよくわからないのです。 メーカーの説明書きで、なんとなくそんなイメージで履くぐらいです。

そもそも走りやすさ、歩きやすさとは何でしょう。

このブログで、バシッ! と言ってあげれればいいのですが、それは無理。 
その人の姿勢もフォームも体重も筋力・体力も、レベルも目的もわからないのですから。

その辺は、街で見かけるランナーも、正直うちの患者さんもバッチリ合格点な人は、まずいないでしょう。

靴選びは大切だと言われながら、意外と雑なんです。 

体重も軽くて、他にソコソコ運動していて、筋力・健康状態良好の人でしたらネットや雑誌の知識でも問題ないでしょう。 そうでないのなら、やはり “治せる” 人のアドバイスが絶対必要です。

速く走るマラソン選手がどんな靴を履いているのか、足の悪い人がどんな靴を履くと楽なのか?

あっ、考えれば分りましたネ。 私たち、専門家が協力できるのはココから先なのです。

カッコつけランナーではなく、本当に正しく走りたい人に完璧にサポートさせて頂きます。

(画像は少々古いですが、衝撃反発シューズ例です)

2009年11月08日

半袖の限界

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急激に寒くなりました、11月。  毎年この時期、知人友人、患者諸々に馬鹿にされるのが、小生11月1日が衣替え。 それまで半そで半ズボンでいるのがアホだと。 そもそも上着が必要と思わないのだから、仕方が無い。

一年中、寒いダ!冷えるダ!と言うオバちゃんも世に多いが、果たして何度だと寒いのであろう?

ある人は15度で寒いと言い、またある人は10度で寒いと言う。 かと思えば、雪国の爺さんはマイナス10度でも『今日は暖かい』と言う。

個人差ある以上、個人的な感覚の問題なのである。

では、たとえば一年中半袖でいるようなマッチョムキムキの人は何故であるか?!

我々一般人は生活の中で、 もうダメ!苦しくて死んじゃウ~~!! なんて言う強い命令が肉体から脳へ行くような事が、一年の中で何回あるのであろうか?!

ボディビルのようなトレーニングでは、限界に近い重量のバーベルを1セット5~10回持ち上げる。 当然ラスト3回は苦しくて上がらないようになる。 トレーニングで大切なのは、『苦しい!もうダメ!!』と諦めてバーベルを離すのでは無く、 “そこからの3回を何が何でも挙げる” と言う事が一番重要なのである。

1セットの中で3回、それを5、6セット、さらに別の種目を5つ6つ。 最低、トレーニング一日で75回 “もうダメ~~!!” を経験するのだ。 一日で一般人の何十年分にも相当する “もうダメ” を経験するのだ。

そのような反復経験によって、脳そのものが “もうダメ” と言う肉体的命令に対して耐性が付くのである。

よってマッチョな人が真冬でも薄着であるのは、筋肉を見せたい(笑)ばかりではなく、彼らの脳の中では、 『寒いケド、   このぐらいは平気!』  と言う図式が成り立っているのである。

寒い寒い、冷える冷えるといって靴下数枚重ねをしているようでは、永遠にその耐性は向上しない。

“寒い” のではなく、 “寒がり” と言う事を理解し、対処しなければならいのだ。 まぁ、それが出来ない人だから寒がりなのであるが。

2009年10月08日

電車で腰痛、車で腰痛

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『立っていると腰が痛い』と訴える患者。 治す側は“立位”というイメージを持ってしまう。

“立っている”と、“立位”の相違思考を持てるかで初期診断は変化する。

どちらが痛いかと患者に尋ねると、多くが『どちらも痛い』という。 

仮に立っているのが痛いとする。 ならば立ってられないし、座りたくなりしゃがみたくなり、うずくまって歩いて来れず、此処には来れずになるだろう。
座っているのが痛ければ、座ってられなくなり、立ち上がりたくなって、反り返りたくなって、腰をトントンって事になるだろう。

要はどちらが“より痛い”のかを正確に把握し、理解させねばならない。
『電車に乗ると腰が痛い』と言う場合、歩けて駅までは歩けているのである。歩く方がより痛ければ、歩けなくて、駅まで辿り着けていない。 歩くよりも“電車の中で立っているのが痛い”のである。
これは同じ立位でも、歩くのと違い脚を動かさず、ただ揺られているせいで仙腸関節に緩みが発生している可能性を考える。 関節はぶつかる・擦れるよりも、緩む・引き離される方が痛みを多く発生するのである。捻挫なんてのは代表例。 痛みだけでは無く、同時に痺れも誘発するケースもある。

『車の運転が、乗り降りが辛い』場合も同じく、車の振動で緩みが誘発されている可能性があり、スポーツカーのようなバケットシートの場合、辛さは軽減されるケースが多い。 おそらく張り出したサイドサポートのおかげで腰回りのゆすられを減少させているせいだろう。

ここまで書くと、腰痛の全てが“緩み”で発生しているように思うが、もちろんそれだけの原因では無い。
患者の立場であれ治療する側の立場であれ、日常からどれだけ多くの情報を、思い込みを無くし、どれだけ正確に得る事が出来るか。 そして、得られた情報からどれだけ多くの可能性を見いだせるか。

そんなお手伝いが我々の一番大切な仕事です。

2009年10月07日

MRIでヘルニアと言われたから

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当院に来院されてくる患者さんのその殆どが、病院や接骨院で治らなかった方々。

特に腰痛は多く、根拠無くヘルニアと決めつけてやって来る。 

MRIで実際に潰れていたからと言われる方も多いのだが、画像診断は診断を確定をする為の一手段に過ぎず、画像で診断するのでは無い。 
この事についてはホームページ上(http://www.asao-sp.com/u/skill.html)に詳しく記載してあるので読んでみて欲しい。


ある文献にMRI診断の有用性について興味深いい事が書かれてある。 その一部を下記に少々書いてみよう。


“MRIの診断的有用性の疑問

 正常人にMRIを撮影してどの程度の異常があるのだろうか。その研究はすでに15を数える。 そのすべてが正常人の腰痛に5~81%の椎間板のbulging(膨隆ボウリュウ)を認めている。驚くべきはBoosら(1995)の研究で、椎間板ヘルニアの手術を行った患者と年齢、性、危険因子を一致させた腰痛のない正常人のMRI所見を対比したところ、実に76%に椎間板ヘルニア(63%protrusion,13%extrusion)が発見され、85%に椎間板の変性が発見されたというのである。これではMRIの椎間板の所見と腰痛との関連性はほとんどないと言ってもよい。Rolandら(1998)は放射線診断医はMRIの所見を書くときに、"この所見は症状のない正常人によく見られるものであるから、この患者の症状と関係ないかもしれない”と付記する事を勧めている。
 Smithら(1998)は"high intensity zone(明るく写る箇所)”が疼痛と関係するかについて研究したが、その関係を示唆する証拠は得られなかったという。Saifuddinら(1998)は、さらに繊維輪の断裂がMRIでの所見で有用かどうかについて研究したが、その有用性は限定的であるとした。また、enhanced MRIが手術の成否に関係するかについての研究をした。 これはfailed back(痛みが持続)を防げるかの研究であるが否定的な結論が下されている。Wittenburgら(1998)はMRIでの椎間板のprolapse(逸脱)と神経学的脱落症状との間には関係がないことを証明し、臨床所見と強い相関がない限りMRIは手術適応の根拠としてはならないことを述べた。
 これらのMRIに関する膨大なEBM上の研究は、MRIが腰痛下肢痛の補助診断として有用かどうかについて大きな疑問を投げかけている。日本では、まだMRIが腰痛の患者に安易に撮影される環境にあるが、その陽性所見はほとんど意味がなく、患者の訴えを説明する事はできないというのがEBMからの結論である。
 患者がMRIを希望したとき、医師はMRIの所見は限定的な有用性しかないこと、その所見が現在の腰痛を説明するものではないこと、所見があったとしても臨床所見が優先されるべきである。 (参考文献:整形外科プライマリケアハンドブック第2版2004年)”


とある。

後は患者ご自身が、自分自身の身体とどう向き合うかだけである。 その気持ちに全力で協力したいと日々思う。


2009年09月17日

乾癬性関節炎とリウマチ性関節炎

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昨日捻挫の話を書いたばかりであるが、話していると患者はやって来るもの。
足関節の腫れが早速2名。

単なる捻挫なら毎日何名もいるのだが、今回は少々異なる。

何故、過去数件の病院で見過ごされてきたのか判らないが、明らかに“乾癬性関節炎”であった。 

例え患者が捻ったと話していても、患者以上の知識・目線で治療するのが仕事。 カルテや問診で知りえる情報が全てではない。 だからといってレントゲンやMRIの画像診断が全てというのは論外。 耳や目からの情報だけでは無く、頭を使って診察をするのだが、知らない事は判らないと、考える事を放棄する治療家が最近は多い事に嘆く。

痛風やリウマチのような一般的に知られているもの以外にも、多くの関節炎がある。
捻挫で腫れてるで片付ける前に、多くの可能性を持って診察に当たらねばならない。

マッサージや電気で毎日通院なんてナンセンスと言う事に、多くの直す側・治される側が気が付く事を望む。

2009年09月13日

内側・外側、前十字・後十字靱帯損傷

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今年前半を振り返ってみると、膝の靭帯を損傷・断裂してやって来る患者が例年より多いようだ。

断裂はもちろん術後の患者だが、直後より半年・一年経った現在の方が悪いと言ってやって来る。

筋力強化のリハビリはそれなりにやっているのだが、それ以外のメニューが全くなされていない。そもそも提示すらされていないようだ。 レッグエクステンションのような単純トレーニングを、期間設定無しに指導するようなところに行ってないけないのだ。

歩く分には平気だが、走ると痛い。 更に支えられるように強化するのでは無く、更に動けるように筋力・関節包内等へとアプローチを変えるのである。 それと同時に他部位との連携を考えたコーディネーショントレーニングもリハビリメニューに組み入れる。

簡単な事ではあるのだが、実際は患者がクリニックでそこまでやってもらえる事は、皆無なのが現状である。

何となく治すのでは無く、早期から先を見据えたケアを提案するのが我々の仕事。 明日より今日の方が間に合うのですから、あきらめずにご相談下さい。

2009年09月11日

膝が痛い、正座が出来ない

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この一年、膝が痛い、正座が出来ないと言ってやって来る患者が増えた。
やはり現代病なのでしょうか?

開院した当時はマッサージや整体、カイロプラクティック的な手技療法が主体でしたが、より積極的に動く・動かせるようにと考えていき、現在ではOT・PT的な治療プラス、積極的な運動療法を組み合わせた施術プログラムを提案しています。

その結果、屋号も変え、180度施設方針を変えたこの一年半、私の記憶では正坐・階段の上り下りが改善しなかった患者さんは皆無であると認識しています。

ただやはりリハビリテーションには、受け身ではなくある程度の患者さんの努力も必要です。 その努力の量によって治る期間や程度は大きく左右されるのも事実です。

お時間が無いようでしたらショートプログラムを、金額的な問題ならウチでは¥600-からも提案できます。

出来る事は必ずありますから、是非ご相談を。

2009年09月01日

スポーツトレーナー・指導者の資質

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人は自分で自分の動きが認識できないと、どうなるであろうか?  

たとえば真っ暗な部屋にいきなり閉じ込められ、さあ歩け!と言われて大手大股で歩く奴がいるだろうか? 普通は小股手探りになるであろう。

テニスでも野球でもいい。 上手くなりたくてコーチ・指導者を手本に練習する。 コーチの手を見、自分の手を見。 コーチの足の動きと自分の足の動きを見比べて。 目で見て認識し、すり合せるのである。

では水泳の場合はどうだ?

自己流で泳げる奴。 本人は綺麗に大きく腕を回して泳いでいるつもりだが、大抵の場合肘は伸びきらず5割ぐらいしか掻けていない場合が多い。 
顔の前ですら水中でゴーグルで、ましてや頭の後ろなどまったく認識など出来ない。 耳も目を情報が激減した状態では、ソリャ動きは縮こまって当然なのである。


先日もこんな記事を見つけた。

「道に迷うと回る」は本当=森や砂漠、目隠し実験で確認-独研究所
(http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009082900164)

 道に迷うと、同じ所をぐるぐる回ると昔から言い伝えられるが、ドイツのマックスプランク研究所の研究チームがこのことを実験で確認し、29日までに米科学誌カレント・バイオロジー電子版に発表した。目隠しをされた状態でも、最大20メートル程度は真っすぐ歩けるが、距離が長くなるにつれて曲がり、円を描いてしまう可能性が高かった。
 これは、左右の脚の長さの微妙な違いが原因ではなく、太陽や月、山などの手掛かりがないと、方向や身体バランスの感覚のずれを修正できず、ずれが次第に大きくなってしまうためと考えられるという。
 実験は、6人にドイツの暗い、平たんな森の中を数時間歩いてもらうほか、3人にサハラ砂漠を歩いてもらい、全地球測位システム(GPS)でコースを記録。さらに、15人に目隠しした状態で平らな場所を50分間歩いてもらった。
 その結果、太陽が見えない曇った日に森を歩いた4人が円を描き、月が見えない夜に砂漠を歩いた1人は途中でUターンして逆戻りした。目隠しをした15人のうち、一定の方向に歩くことができたのは3人だけで、12人が何回もぐるぐると回った。円の直径は最も小さい場合、わずか20メートル程度だった。
(時事ドットコムより)


人間の習性なのか何なのか、まっすぐ進むのは容易ではないのだ。 これはスポーツに限らず脳血管障害等の勉強をすれば当たり前に学ぶ事。  その事実を正しく理解して上で、出来ない人に対して指導・治療が初めて出来る。 名選手が名コーチでもなく、習うより慣れろでもなく、人の五感・心理を正しく理解して指導に当たらなければダメなのだ。

果たしてそのような指導者・治療家がどれだけいるのかは疑問である...

2009年08月29日

腰痛考察“現病歴「PQRST」”編

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さて、前回の“診断スキル”編に続き第二回目は、診断のところの“病歴”を少し掘り下げてみよう。

実はどのドクターも、『俺、そんなのいつもちゃんとやってるに決まってるじゃん!』と全員が思っている。
患者側も、『ちゃんと伝えるに決まっているわよ』と言って、全く関係無い横道にそれた話をする。

現病歴を書く上で、 「PQRST」 と言う事を念頭に置かなければならないと学ぶ。 
常にそれぞれの症状に対する 「PQRST」 を精細に聞くことに、気をつけなくてはいけないのである。

その「PQRST」とは、

P (Provocative/Palliative):症状を悪化/軽快させる要因
Q (Quality/Quantity):症状の性質/量
R (Radiation):症状の放散の有無
S (Severity):症状の重篤度
T (Time of Day):症状が特定の時間に起こるか

である。

先日の日記、 “職と学習” でも触れた(ブログを検索参照)男性患者。 果たして今までその足首の痛みに対して、血液、循環器に留意したクリニック、ドクター、治療、運動指導がなされていたであろうか? 本人から全く申告が無かったとしても、正しく「PQRST」が出来ていたならば、もう少し現状は変わっているであろう。 

簡単な事に思われるが、実は常に実践するのは難しい。 何の会話も説明も無く治療を行う所が未だにあるし、その説明を謙虚に聞くスタンスの無い患者が多いのも事実。 全く何をしたいのか、何をしてほしくてやって来たのか、治す側・治される側ともに判らん。 生産性の無い利害関係が一致してしまう。 だがお互いは生産性があると思っているから、どうする事も出来ん。

自分で自分の事を正しく理解し、伝える事が出来る。 子供の頃、学校で学ぶ事だ。  技術はまだまだ先の話...

2009年08月26日

腰痛考察“診断スキル”編

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さて、何回かに別けて腰痛について書いていこうかと思う。

普通に文献の内容をアップしても面白くもウチらしくも無いので、少々視点を変えて書いてみよう。

まず今回は“診断スキル”について。


W.Proctor HarveyやJ. Willis Hurstに代表される偉大な医師や医学部教師は、次の5つの診断スキルの統合が必要であると述べている。

1. 病歴
2. 身体診察(視診,触診,聴診)
3. 心電図
4. 胸部レントゲン
5. 適切な検査所見(おそらく心エコー図を含む)


明敏な臨床家であれば、実際ほとんどの症例の診断は最初の2つによってなされる。そして後半の3つは追加検査というよりは、先の2つから得た診断を確認するに過ぎないことが多い。病歴と身体所見から導かれた診断が覆されることは、あまりないのである。

John Michael Criley, M.D.


上記の事項は主に心臓外科についてではあるが、他科においてもX-RAYやMRI、我々民間療法でも検査優先で患者を診立ててはいけないのである。

医療に従事するものは皆、学業の初期に学ぶ事なのである。 だが、いつの間にか患者を理解するという事を忘れ、机上の理論だけで原因・治療を決め付けてしまうのである。 病歴を聞き、今迄どうであったのかすらの確認も無かったりする。 だから“腰が痛い、レントゲン、はい湿布、また今度。”になる。 
最も重要なはずなのだが...

是非、患者側も頭を使って良い治療を受ける努力をしてみてほしい。 今後、病院や治療院に行かれる時、必ずや皆の役に立てる事と思う。

2009年08月01日

軽い喘息、そのままにシマセンよ!!

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さて、あっという間に今日から8月。 早い!を通り越してヤバイ!!です。

“8月1日” で、今日は 「8」と「1」で、 “肺の日”(「は」「い」の日) らしいですわ。

一般の方はご存じ無いかも知れませんが、リハビリテーションには手・足以外に心臓や肺(呼吸器)のリハがあり、もしろそちらの方が重要な事を。

学生時代・会社員時代を通して、するも学も専門は “心拍トレーニング” 。 一時は 「心拍トレーニングアソシエーション(http://www.jhta.net/)」 を設立しようと仲間と動いた事もある。  どんなに骨・肉が元気であっても、胸(心臓・肺)がダメでは始まらない。  追い込めば追い込むほど、学べば学ぶほど、肉体的にも精神的にも呼吸や心拍の重要性に気が付いた。

もっとも簡単で、最も正確な身体のインフォメーションである“心拍数”。 その心拍数を知ることで、健康も勝利をも、掴むことも放棄する事も出来る。   

心拍は “呼吸”、“摂食”、そして“心的要因”という3つの影響を強く受ける。 心拍を管理する事により、全ての人の生活から切り離す事の出来ないその3つを管理する事にもつながるのである。

心拍を知らずして、骨・肉は有り得ないのである。

ウチでは現在、喘息などの呼吸リハビリメニューをPOLAR社ハートレートモニターなどを使い、管理・作成もおこなう。
まぁ確かにそう書くとたいそう立派に聞こえるが、実際この時期せき込んで喘息っぽくやって来る患者に多いのが、「アルコール喘息」。 猛暑でついついビールにいつもより多く手が伸び、体内でアルコール代謝の不具合ででると言う奴だ。 アルコールを飲むな!減らせ!!ではなく、上手に飲む方法を提案するだけである。 ちなみに日本人の喘息患者の約半分がこのような体質らしい。

人により時期により、一つの症状に対して幾つも提案出来て初めて治療。 おして揉んでポキッとやって満足しているうちは治療では無いと、一人でも多くの人が気が付く事を望む。

2009年06月24日

ガングリオンと動作解析学

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たまに来ます、ガングリオン。

関節近くにある膜や粘液嚢胞に、ゼリー状の液体がたまることによって起こり、その内容物は脂肪・繊維質のものなど様々で、ゼリー状とは云うもののかなり硬いことが多く、患者は『軟骨が出てきた』と言ってやって来る。

注射で吸引したり簡単な手術除去したりするのだが、だがコレがなかなか完治しない。 

先日も馴染みの若い女の子の患者が、手の指付け根に出来たガングリオンが痛いといってやって来た。 大抵10回前後を目安で治療するが、彼女の場合は3回ぐらいで無痛。 5回目で触知無し。

しかし問題はこれからで、何も心当たりが無いと言う患者と原因を探る。 話し合い続けると必ずある。 今回は学生以来久々吹いた楽器。 手掌側に力がかかるのだから、演奏時の手首や肘、脇の位置を詰める。 で結局いつも演奏時力んでいるよと友人に言われたと。

投げて痛い、走って痛い、掴んで痛いも、動作を解析しスキルの見直しをしなければ当然再発はする。

治療以外に力を注がなければいけない所があるという事に、お互いどれだけ気が付くか? 勝負はそこにある。

2009年05月27日

脳内性格とエンドルフィン

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エンドルフィンやアドレナリン、ドーパミンなる言葉を聞いた事があるだろう。

どれも主に脳などから分泌される物質。 特にエンドルフィン、正確にはβ―エンドルフィンはランナーズハイなどで気分が高揚する脳内麻薬的物質として有名である。

β―エンドルフィンとノルアドレナリンとの相関関係があるから一概には言えないが、一般的に免疫力向上や活性酸素抑制、鎮痛作用などがあると言われている。 それ以外にも記憶力の向上、やる気や忍耐力、創造力、人間関係を円滑にするのにも脳内モルヒネと呼ばれているβ―エンドルフィンが深く関与している。

優秀なプロや実業団選手の多くは、そのコントロールを自然と身に付けているのだが、そのレベルで無い選手や一般スポーツ愛好家の多くは、間違えた意識・目的や欲によってそのバランスを崩し、心身に不必要なストレスを自ら呼び込んでしまっている。

常に怒ったり憎んだり不愉快な気分でいると、体に良くない物質、ノルアドレナリンなどを多く分泌させてしまい、結果不調不具合を生む。 怒ったり憎んだりマイナス発想をすると分泌されるノルアドレナリンは血管を収縮し、血流を阻害する最大の欠陥収縮物質なのである。

性格や心がけが脳に大きな影響を与え、身体も多くの影響を及ぼす。

脳と身体は繋がっているのだ。 それを考えてこそ真のトレーニングであり、指導である。 ただ流行り廃れの上っ面なトレーニング理論かざして指導なんざチャンチャラおかしい。

脳の話をこれ以上語ると難しくなるので止めておく。 神経学的に説明がつかないものを、そこで初めて精神的なものとするのだが、それは脳神経学を判ってからこそ言える事。 そんな指導や治療、アドバイスを常に心がけて行きたいものだ。

2009年02月10日

スポーツコンディショニング講習会

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先日の日曜日に当院2Fコンディショニングラボで “スポーツコンディショニング講習会” を実施しました。

ただひたすら漫談の如くしゃべり続けるだけでしたが、4、5年分をギューッと2時間でですからご勘弁を。

ただし、すべての事柄が複雑に関与していると言う事の一部はイメージ出来たかと思います。

今回フォロー出来なかった内容につきましては、ご希望の方に個別に行いたいと思います。
来院時院長までお声をおかけ下さい。

2009年01月28日

膝関節痛で勘違い

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先日の骨折予後コラムの足関節に続いて、今日は膝関節。

胸張って書くようなネタでは無いが、昨日の患者さんとの会話を一部。

10日ほど前から背中・肩・腕にかけての痛みで通院している女性患者さん。 起き上がれないほどの痛みは一回で終了で、それは別に今回の話とは関係無いのだが、昨日は時折傷む膝関節について相談してきた。
ちょっとした拍子の膝のひねりで痛みが発生し、しばらく動けない時が極稀にあると言う。 膝の靭帯でも緩んでいるのではないのかという事なのだが、実際は真逆。 健側より患側の方が固いのだ。 それの検査を患者に施し、実感し、驚く。
単純な話だが、患側膝は固く遊びが無い。 だから一定以上の力・ひねりが加わると、突然ゴキッ!っとなり激痛が走る。

さてこの場合、動くようにしなければいけないのにサポーターなどをして固定し、動かないようになどしたらまったくの逆である。 素人の患者が間違えるのは仕方がないとしても、治す側が間違えるケースが非常に多い。 間違えると言うより、そもそも適当な治療をしているのである。
根拠・原因など考えもせにず関節いじくりまわして適当に揉んで、電気あてて、あっためて、シップ貼ってサポーターやテーピング。  何をしたいのか全くわからん。

だいじょうぶかなぁ~ っと、患者以上に治療する側が心配だ。

2008年09月26日

運動物理学スタッフ研修

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最近のスタッフ研修は“身体運動物理学”。

誰でもが聞いた事がある、支点・力点・作用点や重心・作用点の話。

“動く”という事には必ず発生する必須事項。 これは本来、中学・高校生レベルの物理の話になるのだが、これを正しく理解し説明できるかと言うとなかなか難しい。 さらにそれを理解した上で治療・リハビリテーションメニューを組む。

基礎中の基礎の事だからこそ、今一度正しく学ぶ。

もし、興味のある患者さんがいたら参加しますか?!

2008年09月10日

呼吸器循環器リハ

ぎっくり腰以外、この時期から多くやって呼吸器循環器の問題を抱える患者さんが増える。

本来は秋から冬にかけてが多いのであるが、今年は変な雷雨も多く、のワリには台風は無く、そんでもってこの数日いきなり涼しい。

嫌な気配で2週ほど前から用心してたら、やはり来るわ来るわ。 

のど・気管支の違和感から始まり、気胸まで。

実は学生時代も社会人時代も心拍トレーニングが専門。呼吸器循環器の勉強の方が好きで専門。 ある意味ホネ・ニクよりも...

特に胸痛は急を要す事もあり、しかも人工呼吸が禁忌の場合もある。 リハビリテーションメニューを組む時は、そのような事も常に頭に入れ取り組む。 激しい運動は避けるという常識もあるが(特に気胸の場合)、ではジッとしていれば再発防止になるのであろうか? 何かしてあげれる事は無いのであろうか?!

それを考え、話し合い、力になるのが我々の仕事。 

押して揉んでポキッなんて、そんなもん治療でもケアでも何でも無い。 何が必要で大切な事なのか、考えれば判る事なのだ。

2008年09月04日

スピンアウト(独立起業)

今年に入り病院も含め、身の回りに新規開業するクリニック・施術院が増えた。

先日もあるコラムでスピンアウト(独立起業)について書いてあった。 

起業率より廃業率の方が高く、起業後3年以内の廃業率は70%以上もあるというもの。

そもそもスピンアウトとは会社の一部門を切り離し独立させること、元の企業とは関係の切れる場合を指のである。 今まで自分が社会人として培ってきた経験や実績を武器にして起業する事である。
だが悲しいかな、小生のような民間療法を営む輩のほとんどが、現実逃避とも思われる自分の今までの人生を否定したかのような転職組みなのである。

その現実を受け止め、腹を括っているのであればまだしも、なんだかそのやる気もうかがえないような...

いつもスタッフに言う。 

仕事が嫌だな、会社行きたくないなで独立ではなく、仕事が好きで好きで仕方がなくてスピンアウト。

こんなご時世だからこそ、真の志が問われるのでないだろうか。

2008年07月11日

半月板・靱帯手術、何が名医?!

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慢性疼痛疾患を対象とした、民間療法リハビリテーション施設である現在、靱帯や半月板障害の患者が多くやって来る。

最近はインターネットで様々な情報を得る現在、色んなキーワードを打ち込んで検索をしウチにもやって来る。 小生もネットを使うし好きだが、嫌いだ。  嘘の情報が多し、それを見極める事が出来ない目になってしまう。 『○○病院の先生、××大学の先生が書いているから間違い無い』 と。 
病院で治らないから困っているくせに。 それを指摘すると、『じゃあ、何を信用すればいいのよ!』 なんて逆ギレするし。 判らないからこそ考えると言う脳ミソも持ち合わせていない。

靱帯・半月板損傷でやって来る患者のほとんどが、手術のミスで問題発生しているのでは無く、予後のケアにその問題の多くが起因しているのだ。 

そんな本当に得なければいけない情報など考え、思い浮かべる事など微塵もせず、自分の勝手な思いつきで “手術、手術” “名医、名医!” などとパソコンにかぶりついてコチコチ検索。

機械は教えてくれないから。 自分の目と頭を使う。 いろんな人の話を聞くという事と、噂ばかり信じる耳年増では全く違うと言う事を自覚する。 

逆ギレする前に頭を使ってくれ。 馬鹿じゃないのなら。

2008年07月09日

整形外科と形成外科

さて皆さん、整形外科とは一体何ぞや? ご存知でしょうか。

今日はちとうんちくです。(一部文献より抜粋)

学生時代、整形外科や俺達の治療で一番大切な事は “日常生活改善指導” だと教わった。

現在、整形外科は骨や筋肉といった運動器の疾患を扱う外科で、英語では“orthopedics”という。
そもそもその単語中にある “ortho-” は「まっすぐにする」とか「矯正する」という意味で、 “ped” は「子供」、-ics は「学問」をそれぞれ意味する。(補足だが「小児科」は “pediatrics” という)

実は元々整形外科は 「小児の身体の変形を予防し、且つ矯正する術」 と定義されており、小児を対象にしていたものが、徐々に成人も含めた全ての運動器疾患を対象とするように発展してきたものが現在の形である。 

一般の方がこれとよく間違えるものに 「形成外科」 “plastic surgery”  というものがある。 これは身体の外見や機能の再建が目的の外科である。 目や鼻の形を変える 「美容外科」  “cosmetic surgery” も本来この「形成外科」の一種である。  ちなみに、この 「形成」 を意味する “plastic”  は、 他の医学用語でも “-plasty”  という接尾語となって数多く使われている。 例えば詰まってしまった血管を再建する 「血管形成術」  “angioplasty” や、乳癌の切除後に乳房を再建する 「乳房形成術」 “mammaplasy mammaplasy” などがその例である。 

「整形外科」 と 「形成外科」 の違いが少し理解できたであろうか。 

整形外科という言葉の中に “外科” という言葉が入っているせいでやれ靱帯だ、やれ軟骨だと手術ばかり熱心な先生が増えてしまった。 元に戻す、整える、予防する。 まさしくこれ日常生活改善指導。 切った貼ったは本来は外科。 それはその道の専門に任せて、今の自分に必要な事を患者も治療する側もしっかり考えようではないか。

2008年07月04日

ひっそりスポーツコンディショニング講習会

今月末、7月27日(日)13時より当院2階コンディショニングラボで “身体能力向上実践トレーニング講習会” を実施します。 

ウチの運動療法科での主要プログラムの一つを掘り下げて披露。

どんなにウェイトトレーニングなどを行っても、実際の動作でパワーやスピードの向上に結び付かない、もう数か月・半年も前に怪我をして日常生活上は問題無いが、どうもイマイチ不安・不安定感があると言うのには、現在考えられる各種カリキュラムの中ではおそらく最大に効果的なものでしょう。

まぁ、そんなに超最新では無いですし、既に十数年前からオリンピックレベルの競技者の方は取り入れてましたから。

客寄せ・呼びこみ・商売っ気無しで、いつも通り既存継続来院患者限定。 場末でインチキ有料スクール、講習会と一緒にされたくネーし。

詳しくは院長まで。

2008年07月02日

性ホルモン抑制と睡眠

先日、ある先生から興味深い話を聞いた。

乳幼児期における性ホルモンに関する、抑制と睡眠の関係。

抜粋コピペネタになるので、興味のある人は自分で調べて欲しいのだが、要は子供に夜更かしをさせるなと言う事。

睡眠後2~3時間、深夜0時頃分泌がピークらしい。 乳児期から毎晩夜中まで起きていた女児の初潮が、小学3年生であったと言う事例もあるそうだ。

俺は専門家じゃないから、その因果関係までどうこう言うつもりは無いが、子供の夜更かしがあきらかに良くないのは馬鹿でもわかるだろ。 簡単だろ?普通だろ?!  だが、深夜近くのファミレスに子供連れの家族が必ずいるという事実。

行かなきゃいいじゃん。 欲深いねぇ~。 そんだけバカで欲の塊の大人が多いって事だ。 これからそういうの見かけたら、みんなで白い目で見てやってくれ。

2008年06月18日

整形外科の延長線上では無い

終診後、ウチで働く作業療法士の卵のバイトちゃんがいい質問をしてきた。

全身十数か所に及ぶ変形を伴うリウマチ患者さんについて。

もう数年通って来てくれているその患者さん。 調子が良いと言って通って来てくれているのだが、ウチのバイトちゃん曰く、 「通う事によって、悪化はしないでいるのか?」 と言う質問。 

外科的な処置も数か所有り、全く可動が無い関節もある。 それでも手根関節など、0.1ミリでもどこか少しでも動きは無いか、動くようにはならないかと毎回治療はしている。 だからといって年齢を加味して考えれば変形を100%止めるのは不可能だ。

実はそもそも、何故ウチのバイトちゃんがそんな質問してきたのかと言うと、学校でリウマチ患者さんについての授業があったらしく、そこで痛くなる関節可動域以下での治療を心がけ、今以下にならないようにするのだと教わったかららしいのだ。

確かにそれは正論。 だが大抵のリウマチ患者さんは動かす事すら拒むのだ。 ましてそれが重篤になれば触る事すら拒まれる。 では何故その患者さんはやって来たのであろうか? 何に困ってやって来たのであろうか? まず何よりそれを考え、受け止めてあげる事から始めなければならない。

例えば物が握れないでは無く、握って何をしたいのかを考える。 その動作を現在よりも少しだけ出来るようにしてあげる。 それが肘かもしれんし肩かもしれんし、頭の位置や姿勢そのものかもしれない。

整形外科に来院してくる患者のほとんどは、他科と違って痛みを訴える患者が多い。 痛みに対処する事に重きを置くのが本来の整形外科。 だが、ウチみたいな所はそうとは限らない。 痛みとは全く別の角度から考察しなければならない。 マッサージやハリ、接骨院や整体・カイロなど、その殆どが整形外科の延長線上、整形外科のマネごとで治療してしまいがちなのだ。

痛みを取るのと治すのとでは、広義狭義、言葉そのものの意味目的が違う。 誰かのマネごとでは治せないのだと言う事に学生のうちに気が付いたら、ウチのバイトちゃんは将来俺の数倍良い先生になるであろう。

2008年05月03日

初回カウンセリング

今朝は数人まとめて“リ・コンディショニングプログラム”のカウンセリングをした。

小一時間の測定とカウンセリングだが、普段治療中には聞けない話が色々聞け、今後のプログラムに大変有益な情報を得る事が出来た。

特に食生活のカウンセリングについては、誰でも知っているような通り一辺倒なアドバイスは無意味。 これダメ・あれダメ・これ食え・ココで食えが出来ないから悩んでいるワケさ。 食べながら食べないようにするぐらいのアドバイスが出来なければ、カウンセリングの意味が無い。 ダメと言うのは苦痛なだけ。 よくCMでも聞くでしょ、楽しく食べながら痩せようとか。

特に女性の食事でもろもろ左右するのが、間食等の甘いもの。

例えば主食の違い。 欧米人は肉などタンパク質が主食。 それに対して我々日本人は米など炭水化物が主食。 そもそもお腹いっぱいと言う満腹感は血糖値が大きく左右する。

タンパク質血糖値の上昇は炭水化物より緩やかなので、なかなか満腹にならずついつい量を食べてしまう。 で、食後のデザートで血糖値をあげて満腹で終了。

対して我々は炭水化物が主食なので、血糖値が上がりやすくすぐ満腹で終了。 だから日本人は欧米人より素食で小柄。  量が少ないので次の食事までもたず、腹が減り3時のおやつを食う。 

デザートの価値観さえ違う。

完璧欧米化ならまだしも、肉は食うわ、米は食うわ、麺は食うわじゃそりゃ太る。 外人も太る奴は皆そんな食事。

減らす食事では無く、どう上手に食べていくかのカウンセリング。

3ヶ月間、毎週コツコツやっていきますわ。

2008年05月02日

あ゛~気持ち悪い

この時期は遠足シーズン。

先日、ある患者さんから気持ち悪い話を聞いた。

小学校から小一時間歩いて、とある公園までの遠足らしいのだが、そこでなんと先回りして待っている親がいたらしいのだ。 幼稚園児や親子一緒の遠足ならわかるが、小学生でだ! 先生も皆、顔を見合わせていたらしい。 そんぐらい明らかに普通でないのだ。 明らかに大多数と違う気持ち悪い存在なのだ。

俺は昔から何十回もこのブログにも書いているのだが、パパママの車での送り迎えで来る子供ほど治らない。だからそんな子供は診ないと言いきっている。  5年・10年経ってその子を見ると、「あ~ヤッパリね」と全員思う。 ココまで、駅まで、学校まで歩いて行く。 そんな簡単な事避けれ通れるのなら、もっとめんどくさい事はもっと避けて通りたくなる。 ガキの脳みそなんてそんなモン。

愛情とか過保護とか、そういうレベルの話では無く、“自分が見たい、自分が送り迎えしたい。” 子供の為に家を車をと言うが、“自分が欲しいんダロ!!” と思う。イイじゃん、それで。
親が大人が言い訳してるようじゃ、そりゃガキも何かにつけて言い訳するわな。

10年前と比べて明らかに子供の体力が落ちていると、教職の患者さんたちは皆口を揃えて言う。 一時間の距離を行って帰って来れないのだ。 だがこれは体力ばかりの問題では無い。 先生に話を聞くと、『帰りは疲れて歩きたがらない』と言う。 そう、歩きたくないと子供は言っているのだ。

野球やサッカーで、ウチの子は運動していますじゃなくて、好きな事しかしてネーし、させてねーんだ。 疲れたら歩かせろ! そもそもガキは疲れたなんて自覚は殆ど無い。 レベルは下がっても疲労感は無いものだ。 苦しいその先をやらせるから効果と言う物は出るんだよ! やりたくないから歩きたくないから、疲れたと言い訳をしてるんだよ!

すべて全部親のせい。 今すぐ完璧に止めろ! アホヅラ下げての送り迎い。 根性も体力も腐った子供作りたくないのなら。

2008年03月01日

重要告知

患者さまへ  当院リニューアルのお知らせ

一部の患者さまには昨年末よりご説明させて頂いておりましたが、本年3月末をもちまして整体院・カイロプラクティック院としての業務を終了いたします。

4月より患者の皆様へのよりきめ細やかなケアと、更なる運動機能改善を目的とした 『麻生スポーツ理学センター』 としてリニューアルオープンいたします。

詳細は専用ホームページに於きましてご案内させて頂きます。(現在準備中)

ご期待下さい。

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2008年02月07日

スポーツ&解剖学

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1998(平成10)年、旧暦の元旦にあたる今日2月7日、長野県で20世紀最後となる第18回オリンピック冬季大会が行われた。

よく考えたらもう既に10年前!! ついこの前だと思っていました。(汗   スキーを熱心になさる患者さんの話によると、長野では最近外国人のスキーヤーが多く目立つらしい。 温泉など入っていると、その外国人の人達から必ず話しかけられる言葉があるそうで、 『北海道で滑った事はあるか?』、『長野と比べて雪質はどっちがいい??』 。  オリンピック開催地で滑ってみたいと思う、裕福な外国人スキーヤーが増えたそうだ。 それに伴いスキー場近隣住民の方も、嬉しいやら大変やらで対応にてんてこ舞いらしい。 観光としては大変良い事なので、是非このまま盛り上げて頑張ってほしい。

もうひとつ、1754年(宝暦 4年)の今日、 京都の医師山脇東洋が、わが国最初の人体解剖を行った。 ですが実際には少し事実と違う部分もあるらしいので、興味のある方は上記リンクをクリックして読んでみてほしい。

という事で、スポーツと医学が微妙に絡み合う2月7日でした。

2007年11月08日

エックス線誕生日

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暦では今日は立冬。 だが、1895年(明治28年)の11月8日、ドイツの学者ヴィルヘルム・レントゲンがX線を発見したのも今日。 彼は1901年、第1回ノーベル物理学賞を受賞した人物でもある。
その発見により、近代医学が目覚しく進歩したのは承知の沙汰。 

画像はレントゲンが1896年1月23日に撮影した手の透視画像。骨と指輪の部分が黒く写っている。 

たゆまぬ努力・探求が技術を進歩させる。 それは誰でも同じ。  

ノーベル賞とまではいかなくとも、自分で自分を胸張って褒めてあげれるぐらいの努力はしていきたいものだ。

2007年09月05日

体臭・口臭・ワキガ改善

3ヶ月前からスタッフが数名増えた。 若い男性スタッフも増えたせいか、心無し院内が男臭くなった。(某女性スタッフ談)

ある一人の男性スタッフ。  来た当初、独身独り暮らしの男らしい体臭が有ったのだが、先月中盤よりそれが全く無くなってきたのである。

知人・友人・患者も含め、過去に体臭や口臭、ワキガのある人と詳しく話をしていくと、必ずと言っていい程生活の中に改善・問題点があるのである。  例えば生活も不規則、私は朝が起きれないと勝手に言い切る、運動も苦手だと言い訳をしてやらない。 勿論本人は全くそれが問題点だとは思っていないのだ。

俺は博士や研究者では無いから、それ以上力説するつもりは無い。 だが、ほぼ全員当てはまるのは面白い事実。

うちの若手新人君の彼も、以前のシフト制の仕事から現在の当院勤務体系。朝7時半過ぎから午後22時半と決して短くは無い(休憩はそれなりにあるぞ)し、しかも8時~9時まで毎朝みっちり腕が上がらないほどトレーニングもさせられ、オマケに一日2回、半ば院長に強制的にプロテインを飲まされてるし。

楽ではない、今までとは違う事をやってこそ、初めて体質改善なのである。  

今迄自分が良かったと思う治療、それを求めている時点で改善は無い。  頭治してから身体治せだ。

2007年07月28日

整体・カイロ以外の研修会

スタッフの研修・勉強会は不定期で、何やかんやで週2~3はやっている。(細切れではあるが)

今朝も、昨日搬入されたトレッドミルについて小一時間研修を行った。 機械の使い方はもちろんであるが、今一度トレッドミルと言う物を安全に使用する為の確認を行った。 どう乗ってどう降りるか、こう操作する時はこう注意しろとか。 各々に使わせながら確認させる。 簡単な事だが、殆どがマニュアルや資料を読んで終わりにしがち。 文字読んで判った気になる。 机上の理論整体院だ。 

自分の足を使い、自分の目で見、自分の頭で考える。 

情報過多な現代だからこそ、最も必要なのではないか。

2007年07月20日

肩・肘&バネ指はバカのせい

今週に入っていきなり新患がドカッとやってきた。 面白い事にぎっくり腰は一人もいず(もっぱらぎっくり腰シーズンはもう一月先)、肩や肘、指など細かい部位を患っての患者さんが多い。

昨日もバネ指で来院された患者さんがいた。 他院で治療を続けていたのだが余計悪化して困り果てていたらしい。

今時ネット等で調べれば、バネ指がどんなものか素人でも情報が手に入る。 例えば医学的資料では “指の自動運動、他動運動でバネ現象を認め” とあるが、 その患者さんは他動運動では陰性なのである。  そこでどう考えるのか?!

回答はここでは書かないが、ようはいくら本読んでも頭でっかちなバカ先生にしかならないって事だ。
すぐに治るのによ...

2007年07月10日

社員研修&勉強会

昨日は本来休診日であるが、研修会日であった。
今回は主に先日入ってきた4名の新人君達へのもの。 勿論既存のスタッフの復習にもなる。
前半はみっちり講義。 いきなり解剖・構造ではなく、何故解剖を学ぶのか? 構造とは何ぞやの講義だ。 
殆ど全てのダメ学生、ダメ先生は解剖を暗記し、構造を誰かから教われば良いと考えてる。  本読んで暗記して治るんなら、世の中調子が悪い人いなくなるわな。  んなら国家資格の医師免許まで取ったお医者さんで完璧治るはず。  だから本読んで暗記して医者の真似事したって無意味でしょ。

奇をてらうのでは無く、発想を変えて考察しなければならない。 それが簡単そうで、99%の人が出来ない。 

丸暗記でカチカチの頭作ったって駄目。  まずは頭を柔らかくする勉強から始めましょう。  なっ!

2007年07月07日

ブート○ャンプでリバウンド?!

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昨日、友人がこんな話しをしていた。

『知人の医師に、ビリーをやってると頭から滝のように汗が出ると話したら 「その状態で運動をスパッと止めてしまうとリバウンドするよ」 と言われたんだ』

もちろん大正解。 脳は常に一定の状態を保とうとする。 それが少しでも崩れると不調をきたす。  マラソン選手がレース後半でフラフラになる。 あれは脳が運動失調を起こしている。だからしばらくフラフラした後、また急にス~ッと走り出したりする。戻ったりダメになったりを繰り返すのだ。

普段しなれないキツイ運動を始めると、脳は守ろうとする。頭から汗がダーッと出るのもそのサイン。 まだ身体全体が運動に慣れていない。 だからそこで急に止めると身体全体が守りに入る。だからリバウンドしやすくなる。  胸や背中・前腕から汗が出るようになってくるまで、徐々に丁寧に運動強度を調整しなければいけない。

何事も 【急いては事を仕損じる】 訳だ。

2007年06月10日

週1回でダイエット!

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理想論のウンチクばかりで行動したって、続きもしなきゃ効果もでやしない。

ウチで実践している、あるヨーロッパの体力測定法。 専用の端末に被験者の年齢・性別・背格好、仕事・生活習慣等を入力する。 そこで運動習慣も数段階に別て入力。 例えば1週間で30分程度の運動を2、3回しているとか、マッタクしていないとか。  自分がどこに入るかを考える時の注意事項で 『過去半年間以内に始めた運動習慣は除く』 とある。 ようは今ある自分の組成は、昨日今日で出来たものでは無い。良くも悪くも積み重ねられてきた生活習慣。 半年ぐらい何か頑張って続けろって事だ。

理想論を言えば週2、3回を半年続ければよいが、それを2、3ヶ月で辞めてしまうぐらいあれば週1で半年続いた方が百倍マシ。

ある40代の女性の患者さんは、フルタイムで仕事をしているのにもかかわらず、ほぼ週1回頑張って2Fでトレーニングをしている。 そろそろ1年近くになるが、本日改めてトレーニングシートをチェックすると、キッチリマイナス5kgになっているではないか!!

本当に世の中やっぱり、継続は力だねぇ~と実感。

2007年05月31日

夏で冷え性・血行障害

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暖かくなってきたこの時期にもかかわらず、冷え性で悩んでいる人がいる。  確かに『冷房が...』なんて理由も成り立つが、本当にそれだけなのであろうか?

血行不良を、交感神経依存型と副交感神経依存型の二つに別けて考えてみる。 前者は緊張・ストレスで血管がギュ~。 後者はそもそも流れよう、良くなろうというのが少ない。  冷え以外にも血流は様々な身体活動に関与し、病気や怪我の治癒・不調にも影響を及ぼす。

例えば子供が学校が始まったとたん、熱が出たりお腹が痛くなったりする。 その逆で休みに入ったとたん風邪を引いて、月曜休んだりする。  交感・副交感どちらかに大きく傾き、依存するのだ。  だから昔は親が子供の生活と性格を見て、『早く風呂入って寝ちゃえ!』とか、『グダグダ言わずにさっさと学校行け!!』 とケツを蹴飛ばすのだ。

それが今はどうだ?! ちょっとでも具合が悪いと言ったらすぐネットで調べたり、病院連れまわしたり、挙句の果てに名医が、名医がと騒いでみたり...

ある小児科の先生が言っていた。   それは今は無理だと。   何故なら今は親が平気で『自分の子が何を考えているのかわからない...』と恥ずかし気もなく口に出してしまう時代だと。

冷え性とはだいぶ話が逸れたが、気温や温度、自分以外のせいではなく自分の中の原因を探すのが先決ではなかろうか?

2007年05月18日

ダメダメストレッチ指導

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これも過去に何度か触れた話題だが、今週もストレッチングで悪くなった腰痛の患者が来た。しかも可哀想に他の民間療法院で「ヤレ!」と言われ余計悪化したようだ。  だから何度も言うのだが、『当院は丁寧にストレッチングを指導いたします。』なんて所には絶対行ってはダメなのだ。  ストレッチング自体が悪いのではない。その患者の症状・状態によっては不適切なのだ。 緩めれば全て解決?! う~ん、訳判らん...  解剖学以前の問題だ。

2007年05月17日

肉離れを一日も早く治す

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本格的にスポーツシーズンがやってきて、様々なスポーツ障害の患者も増えてきた。特にこの時期多いのが肉離れ。   恥ずかしながら小生もしばらく前に2度弱の肉離れをやってしまった。
当たり前ではあるがこれらのストレインは重症度に従って1度(軽度)、2度(中程度)、3度(重度)に分類される。もちろんその後のリハビリプログラムも重症度によってレベル1~3にわけて行う。 常識的な事なのだが患者の立場になると、意外にもこのようなリハビリプログラムを正しく受ける事は稀である。 「はい、湿布貼ってテーピング」程度が殆どだ。 今後の競技レベルに悪影響を与えない為にも限りなく瘢痕を取り除くべきである。

2007年04月24日

水治療法&整体治療

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恥ずかしながら、実は最近トレーニングのし過ぎで少々膝を痛めた。 昨日も半日真面目に某スパを利用し、患者に教えるそのまんま自分でリハビリを行なっていた。    過去に様々な水治療法の講義を受け、勉強した事がある。 特にドイツにおける水治療法については、これまでの意識がガラッと変わった。
日本でも最近は多くのスパ施設(温泉センター、もしくはスーパー銭湯)が出来た。 それらを上手に使えばとても効果のあるリハビリが実践できる。  もちろん正しい知識と指導下のもとである事は言うまでも無いが。  

2007年04月18日

痛くない湿布の剥がし方

痛く無い湿布の剥がし方ぐらい2、3通りパッと浮かぶようでなきゃダメだ。
そもそも湿布を剥がす時、妙に痛がる人とマッタク痛く無い人の差は何であるか?!
それこそが症状、我々徒手療法の治療に大きく関係してくる。 もちろんスポーツであれば尚更。
痛くて辛くてやって来た新規の患者。その湿布を剥がす時もう既に治療の方向性は決まる。
まぁ、自分の湿布を剥がす時は更に慎重になるが... (-_-;)

2007年03月17日

寝過ぎは大敵

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昨日のニュースで、“休日に寝過ぎると不眠やうつになる傾向が強い”という調査結果が掲載されていた。(毎日ニュースより) その記事によると、「良い睡眠を取る秘けつは、毎朝、同じ時間に起きること。平日と休日の睡眠時間の差は、2時間以内に抑えた方が良い」らしい。  確かに、 『この患者さん、仕事も余暇もバリッとしていてかっこいいなぁ』 と思う人は皆、ゴロゴロダラダラしていない。 ようは規則正しくだ。

2007年03月10日

変形性股関節症

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変形性股関節症を患っている患者さんは、常に4、5名通院してきている。

手術をした人、したくない人、再手術を予定している人。 手術が良いとか悪いとか、そういうレベルで話している様では何も始まらない。 その人が、どう自分の股関節と付き合っていくのかを話し合わなければならない。 手術をしたくないのなら、どうしてしたくないのか?ならどうしたらよいのか? 手術をした人なら、その後どうするべきかのか?手術をする前と同じでよいのか? 再手術であれば、何故再手術なのか?どの時点からなのか?    話したらきりが無いが、何にせよ全て此方の対処・治療も変わってくる。 当たり前だ。    『股関節ならこんな治療ですよ~』 なーんてモンではない。

どちらにせよ何にせよ、患者側も治す側もお互いで前に進む為の努力を怠ってはならない。 努力・協力を惜しまないと日々心に誓う。

2006年11月26日

椎間板が潰れてる?ヘルニア??

「俺は椎間板が潰れてるからヘルニアだよ」という患者は日常的に来る。

潰れてるって一体何だ? と問いかける。

例えばイメージしてもらいたい。 車に詳しくない人には意味わからんかも知れんが、自動車のサスペンション。 買ってきて箱から出した時の長さを。 それを車に組み付けてジャッキから降ろしたらサスは潰れる。その状態は悪い状態なのであろうか?   自転車のチェーンでもいい。 「チェーンをちゃんと張ってくれ」と言われたらどう張るのか? ピンピンに張ったら回らないし切れる。適度に緩むように張るのだ。
潰れるて緩んで正常なのだ。 潰れているから悪い、緩んでいるから悪い。その発想こそが悪いのだ。

 整形外科学は内科学と違い、比較対照実験がしづらい学問。  だが諸外国でこの15、6年、様々な比較対照実験のデータが出てきた。  あるヘルニア手術の経験のある患者と、限りなく危険因子の一致した腰痛のない患者数十名に椎間板のMRI検査を行なったところ、85%に椎間板が変性(うち76%がヘルニアと診断名が付く)というデータがある。他にも同じような結果のレポートが十数例ある。

さて、それを聞いて皆はどう考察するのであろう?

医師や治療する側が、必ずしも患者より頭が良く、柔軟な発想が出来るとは限らない。
だから、「腰が痛いの? レントゲン撮ってきて。異常ないね。はい湿布。」なのである。

 うちのスタッフには『本を読むな!!』と指導している。
ちょっとでも判らない事があると、本を読んだりネットを見たり、人に聞いたり。
一生いつまでも他人の請売りで、模倣。自分がインチキだと気付かないのだ。

まず考えろ!! とにかくそれからだ!!!

痛くて、治らなくて困るのは患者本人。
考えみてくれ。

2006年11月24日

解剖生理学的根拠

最近、新規の問い合わせが多い。だが実際予約を取るのは4、5件に1件。以前にもまして問い合わせの内容も濃い。
「どうして痛くなったのか」、「どのくらいで良くなるのか」。そんな疑問は昔も今も変わらないはずだが、口に出す人が増えただけだろう。 大いに結構である。 どんどん聞くべきだ。 納得して金は払え。 納得しないのに金は払ってはいけない。 だからうちは、このぐらいでここまでよくなると言う。5回といえば5回分、10回といえば10回分の治療は頭に浮かんでいる。 もちろんその5回・6回の回数にも根拠はある。 解剖・生理学的な根拠が。  どんどんいろんな所で、いろんな先生に突っ込んで聞いてみてくれ。
嫌われない程度に...

2006年10月20日

車で腰が痛い!

椅子は椅子でも車の椅子が、運転が痛い。
特に乗り降りが痛い!!
何故とくに自動車の椅子が痛いのであろうか?
関節は擦れると痛いイメージだが、実は擦れるケースより、弛んで痛くなるケースの方が断然多い。
ねん挫もそうでしょ?!
通常の座位より、自動車の揺れ・振動が更なる弛みを誘発。
車好きの人なら心当たりがあると思うが、スポーツシートは痛く無いのだ。
横からのサポートが、腰・骨盤の弛みを最小限にとどめる。
だがさすがにそういう患者に、「車の椅子を買い替えろ」とは言えないし、待合室で“大特価”とかいって売る訳にもいかんし。
下手に腰の後ろにタオル丸めて入れると、逆に腰のハマりがさらに浅くなり、時間経過とともに痛みが更に増したり。
だが、最近は良いものが売ってますよ! 今お乗りの車の椅子にのせるだけのランバーサポート。
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しかも結構安いし。
『院長のアドバイスより確実だ!』
という方は是非お近くのオートバックス迄。(別にオートバックスの回し者ではないが)
使用感を是非お聞かせ下さい。

嫌みは言いますがね...

2006年10月18日

Articulatio sacroiliaca

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先月より増えたスタッフの為と既存のスタッフたちの復習の為に、毎朝通常より小一時間早く出勤させて勉強会をさせている。 以前、様々なところの講義で使ったSportsmedicine関係が中心だが、あらためて基礎解剖の大切さを実感させられる。 特に基本の基本である仙腸関節であっても、なかなか詳しく理解していない部分が各々にあったりするのである。   さ~て、これからどんどんディープになっていくのに、うちのスタッフ達はついて来れるであろうか?! たのしみたのしみ。

2006年07月02日

ぎっくり腰を一回で治す?!

 先月はぎっくり腰が多かった。 症状・状況は千差万別。当然治療法も個々に変わってくる。
やっちゃったその日から、今日に至るまでの日数や経過、「仕事を休めない」等、明日以降の状況。
もちろん全員にではないが、“一回で!!”っと言う治療をする事もある。治すのではなく、歩けなかったのを歩けるようにするだけである。

でも、そういう治療は小生は嫌いである。

 歩けなかった人が、一回で帰りに歩けるようになったらすごく喜んでくれて、ちゃんと通ってくれるかと言うと大間違い。治ったと思ってすぐ来なくなるのである。 (ある程度、期間がかかって徐々に治っていく人の方がきちんと通院してくる。)  だから何度もぎっくり腰を繰り返しているのだ。 だから、半年・一年後にまた繰り返す、毎年繰り返すのである。

一回で歩けるようにする事が、決して悪い訳ではない。治療以外のフォローの方が最重要なのだ。

今年はここまで、上手くいっていると自負はしているのだが...    (でも、内心は結構ドキドキだったりして)

2006年05月14日

腰痛とバケットシート

盆やGWの前後に話すネタがある。
帰省や旅行で、車や飛行機に長時間座ることがある場合に話す。
椅子の座り方はもちろん、椅子の人間工学について。
「腰の後ろに、タオルでも丸めて入れて~」 なんてとってもベタ。
お車の好きな方なら経験があると思うが、バッケットシートは楽なのである。
何故であろう? そんなに後ろが出っ張っているのか??
本やパンフレットを読んで、そのまま患者に話しているようではダメなのである。

患者よりも、車屋の知人に一番うけるネタ。
相変わらず商売にはならないけどね。

2006年03月24日

日常生活改善指導

 急性亜急性腰痛には、“なるべく歩いたり動いたり、日常生活をそれまでと変わらず続けなさい”と指示するのが、近年における腰痛に対するEBMに基づいたアドバイスである。

 先日、腰痛で来院された主婦の患者さんに上記のアドバイスを行なった。翌週その患者さんが、 「アドバイスどおり生活している。だいぶ良くなった。近所のスーパーまで歩くようにしているが、だが草々毎日買い物はない。」 と言っていた。 ハッと思い、その患者さんに 「私の説明が不十分でした。歩く=ウォーキング・エクササイズではなく、例えば家の中で 『お母さん腰痛いから、ちょっと水持ってきて。』 とか、 『これちょっともってっといて。』 と言うのを極力無くして下さい。立ったり座ったり、確かに多少痛いかと思いますが、リハビリだと思って動いてください。ゴロゴロ横寝は厳禁ですよ。」

 こんな体操してとか、こういう風に立ってとか言う、本に書いてある様なアドバイスではなく、ちょっとした表現・言い回しを今更いろいろ気が付く。患者さんの目線になる大切さ。 出来ている出来ていると思っている人ほど出来ていないと、常々スタッフには言っていたのだが...

日々精進。

2006年02月11日

手足の冷え性

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当たり前ではあるが、寒い時期は冷え性の相談・説明をする機会が多い。
たとえば冷えを感じる一要因に血流の問題がある。
先日ある患者の女の子が、半年前からヨガを始めたら手足の冷えがまったく無くなったと言っていた。(まぁ、ヨガを頑張り過ぎて他がおかしくなって来院されたのではあるが...)
血流を阻害する理由に、交感神経の問題が上げられる。交感神経がプラスに対して、副交感神経がマイナス。お互いのバランスが取れていて身体は正常に機能する。肩こりでも冷え性でも、刺激を送りすぎて悪化するケースもある。押したり揉んだり、グキッ!バキッ!も考えてやらねばならぬ。
ヨガやストレッチは副交感神経に良い影響を与え、余計な緊張が取れ、終わったあとスッキリした気持ちになるのはそのせいである。
治療でもやりゃ良いってもんじゃあ無い。

2006年02月09日

妊婦さん向け整体・カイロ治療

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最近皇室だけではなく、当院の患者さんでもおめでたブーム。
もともと常に2、3人の妊婦さんはいるが、6、7人に増えてしまった。
出産の前日でも治療はできる。ただ、妊婦さんは心身ともにデリケートだから、「無理にでも来い」とは言わないし言えない。
「これが妊婦さんの治療だ!」と言うのではなく、お腹が大きくなれば腰も背中も張ってくる。何かしてあげれることは無いかと考える。
男性にはけっして体験することの出来ない、人生の中でもとっても貴重な期間。その時期をつらく苦しいものにしないで、大切で幸せな時として過ごせる様にしたいと思う。

2006年01月13日

足に合う靴と整体治療

merrell8.jpg靴と中敷の話。自分に合う靴を見つける事はとても難しいです。でも、合うっていったいどういう事なのでしょう?
足型を測ってその通り作ると良いのでしょうか?!当たらなく、支えるようにはなりますが、元々当たるようになった原因は解決はしないのです。特に足底の筋肉を使えるようにする事は大切ですが、使えなくなった原因の解決もしなければいけません。 
力が加わるから歪んだり変形します。押されるから出っ張るのです。押さえ込んだらまた別の所に負荷がかかり出っ張ります。今度は膝が股関節が... 10年後15年後にそうならない様、しっかり自分の身体と向き合う事が大切です。
私自身前職はシューズメーカーに勤務しておりその道のプロ。シューズや足には自信がありますので是非ご相談下さい。決して道具だけに頼らずに。


2005年12月25日

正しい布団?!

tmat.jpg“固い布団が良い” と信じこんでいる人は多い。ウルトラまったく根本的に違うのに...  先日もある患者さんが、“人間は二本足で歩くようになったから、腰痛は宿命” と病院で言われたと。 ナンでナンで?どうしてどうして?? と思う。 じゃあ、立ち仕事の人は全員腰痛になるの? 腰痛じゃない立ち仕事の人はいないの? じゃあ、座り仕事は腰痛にならないの? 腰痛は治るの?   脊柱が垂直位になって椎間板が潰れて... 目に見えたことだけ。まして画像で映った日にはもう決め付けて...   間違った俗説をまったく疑わず信じ込んで... 患者さんはしょうがない。ただ、治す側はそれではいかん。質の低い所で質の低い勉強をしていてはわからん。極々基本的な解剖・構造学なのだが。

2005年12月17日

またまたまたまたストレッチ!!

mus.jpgこの2、3週間に急性腰痛で来院してきた患者、いったい何人に同じ話をしたのだろう?! 痛いから来る、治らないから来るのである。治らない理由があるからである。全員とは言わない。だがこの最近15、6人のうち8割は変な事をしている。その中でヨガやストレッチが多い事といったら... しかもそのうちの半数は痛いにもかかわらず、前屈で手のひらが床にベタ~。こんな患者の中に「腰が痛いのならストレッチをしなさい」と言われて余計悪くなってきたと言う人がまたいた。更に柔らかくするつもりなの?させたいつもりなの?? このタイプの患者さんは真面目な人なのである。 それにしても、よくまた再度こんな所(整体院)に来ようと思ったものだ。怖くないのかな?! 
自分が学生時代はボブ・アンダーソンのストレッチングが全盛だった。PNFなど様々なストレッチを外国人のトレーナーたちから教わった。20年も前の話である。決してストレッチ否定派なわけではない。誰よりも詳しいから更に考えるのである。道具でも何でも、様は使い方である。だからストレッチを前面に押し出している所には自分なら行かないって...

2005年12月09日

本当のスポーツマッサージ

0505mt.jpg大学時代、バイトをしながらなけなしの金を払い様々なスポーツケア等の講義・講習を受けた。その中に、ある外国人のアスレティックトレーナーたちが講師のスポーツマッサージのセミナーがあった。今でもよく覚えているのが、「今ある疲れを取るだけなのか、今以上のパフォーマンスを発揮する為に行なうのか」と言う事。前者はある意味何でもありだが、後者はそうは行かない。技術と知識とコミュニケーションが適切に結びつき、初めて筋の再構築をする事が出来る。学生時代・選手時代から現在に至るまでも、お金を払って行った所で自分でイメージしている治療を受けたことが無かった。数年前、ひょんなきっかけでその疑問を解決することが出来た。こんな話しの答えも、日常治療中に話している。結構面白いと自分では思ってはいるが...

2005年12月04日

自分に合う枕

tmpmill.jpg当院では開院以来、患者さんにテンピュールを紹介している。だが、こちらから「この枕は良いから使え」と言ったことは無い。聞かれたらしっかり説明する。前職でこの手の商品も取り扱っていた。基本的にはシューズメーカーだった為、患者から靴の相談は今でもよく受ける。「私はどんな靴を履いても痛いのよね」と言う会話は年に数十回もする。“どんな靴を履いても”である。靴が悪いのであれば、その靴ではなく他の靴を履けば平気なはず。どんな靴でもなら、問題は靴ではなく当然足にある。悪い足に合わせて靴を作っても良い靴は出来ない。いかに悪い足をよい方向にもっていくかだ。様々な所でシューズや足の講師をした時、小学生でも外反母趾だという患者の例をとって話しなどを時折した(その話しはそのうち)。指・足だけではない理由。枕も同じ。悪い首を測って枕を作っても悪い枕しか出来ない。ただ好みに合わせて作っただけ。胸部や腰部まで考える。  テンピュールを勧める時、「この枕はよく眠れる枕ではなく、正しい首のアーチを作る矯正器具だと思ってください。」と説明を付け加える。 治療で全サイズを使っている。患者に合わせて使い分けている。この手の話題は永遠に尽きない。話が長くなるので今回はこの辺で。

2005年11月27日

冷えると痛い?!

「寒いと痛いのよね」、「冬のこの時期は痛い」と言われると、治す側は「冬は痛い、寒いと痛い、冷えるから痛い、気温のせいで痛い」と温度のせいに決め付けがちです。が、はたしてそうでしょうか? 多勢とは言いませんが、何割か(個人的経験として3、4割ぐらい?)の人は、寒いから出不精になり、動かなくなり動かさなくなりで関節に不具合発生で痛い。ただ、これも温めていると少し楽。それで寒い時期を乗り越えてお終い。また来年も「今年もこの時期いたいのよね~」になるか、「いやぁ~、今年は調子がよいのよね」とここで差が出ます。今だけ目先でちょいちょいなのか、じっくりしっかりがっぷり四つでお互い付き合うか。見極める目を持つ事を放棄してはいけません。治療する側も患者側も。

2005年11月17日

腰痛は温めるの?冷やすの?

ぎっくり腰のように、急に“グキッ、バキッ、ピキッ!”、「うっ、痛ッ!!」とつい口から出てしまう様なときは、組織が損傷・炎症を起こしている可能性があります。この場合は冷やします。
ではどのような時に温めるのでしょうか?   たとえば仕事で長い時間座っていて、立ち上がりながら腰をそらしながら、「う~、腰が痛ツライ~」トントンと無意識に腰を叩いていたり、パソコン仕事等「首肩が、凝り痛い~」で、首肩をグリグリまわしてトントン。 疲れ痛い様な場合は、温めて血行を良くし、疲労物質を除去して改善を図ります。
と、ここまではこの様に書籍等で文章を読んだり、講義等で話を聞けば学生でも素人の患者さんでも理解できます。本当に大切なのはここからなのです。   いざ実際、自分の腰が痛くなるとこれがまた結構悩んでしまうのです。そんな場合は冷湿布と覚えておいて下さい。 温めなければいけない物を冷やすのと、冷やさなければいけない物を温めてしまうのでは、リスクの度合いがまったく違います。 ヤケドを温める人はいないと思います。 市販の冷湿布には痛みを止める成分があるものもあります。しばらく様子を見て改善されなければ、冷湿布を中止し専門医のところへ行かれる事をお勧めします。 まっ、始めから行けばよいのですが...

2005年11月13日

ストレッチで腰痛が治る?!

そうは思わない。いや、それが絶対ではない。では、身体が柔らかければ腰痛にはならないのであろうか? 臨床を積み日々考えれば、身体が柔らかいのに腰痛を訴える患者がいる事に疑問を持つはず。“寝ていると痛い” とか “朝痛い” “椅子に座っていると痛い” でもそういう患者は立ち上がるときに痛みを訴えるが、一度立ち上がってしまうと何とかなってしまいます。 荷重がかかっていなくても痛く、また荷重がかかっても平気だったり。 「立位で腰部の筋肉が緊張するから支えられて...」 またまた、すぐ筋肉が、筋力がなんて。他には考えないの?筋力があれば痛くならないの?ヒョロヒョロの人は全員痛くなるの? 俺だったらストレッチを前面に押し出しているところには行かない。  もちろん答えは来院時に。

2005年01月05日

面白解剖基礎講座

近日中、順次掲載予定。こうご期待!!

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